湯村温泉の伝統行事・湯村の火祭り『ジーロンボ、ターロンボ』が今年も、8月24日(月)の地蔵盆に開催されます。
『湯村の火祭り』江戸時代の天保年間に始められ、伝統行事です。
行者のほら笛の音を先頭に、子供たちはタイマツを手に正福寺の階段を下り、街の中心を流れる春来川を囲みます。「ジーロンボ・ターロンボ、麦の中のクーロンボ」とはやし立てながら火のついたタイマツを振り回し、無病息災、五穀豊穣を祈願します。火の乱舞が春来川に生えて幻想的なひと時を演出します。
私の子供のころは、束ねたおがら(大麻の繊維でを取った後の余った茎苧殻)に火をつけて回したものでした。お盆の際に迎え火・送り火を焚くのに用いられるのもおがらでした。最近は角材に旅館の古タオルを巻いて灯油にひたしてタイマツをつくります。昔はecoだったんですね。
幻想的な光の輪、どこか懐かしい子供たちの歌声、そして、灯りを映す川の匂い・・・。湯村の人々は、この火祭りがやってくると「そろそろ夏も終わりだなぁ~」と肌で感じます。
数に限りはありますが観光客用のタイマツもご準備しております。
地元の子供たちに混じって、故郷での夏の思い出をお作りませんか?。