朝野家スタッフのblog

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/// どうやって作ったんだろう?「砂の美術館」の砂像 ///

f0112434_0213381.jpg湯村温泉・朝野家から車で30分の鳥取市福部町で「砂の美術館」 第4期 砂で世界旅行・アフリカ ~偉大なる大陸の歩みを訪ねて~が開催されていますが、楽屋裏のお話です。
f0112434_0311993.jpg「砂の美術館」で大きく、精巧に作られている砂像を見ている「どうやって作ったんだろう」と思います。

時々気になり見に行くと、クレーン車で大きな型枠が組まれています。
f0112434_039448.jpg作品の大きさや形、長さによって長方形や正方形に組まれ、大きな型枠の中に何トンもの砂を詰める作業が行われ、それを何段も重ねたピラミッド型に積み上げられていきます。

次に大量の水を、砂を詰めた型枠の上から流し込み、機械などで上からたたき圧縮し、約1ヶ月置き、砂が自然と密度を高め、崩れにくい構造になるようにしているのです。

f0112434_0321938.jpg作品の裏を見ていただくと表と違って、ビラミット型になっていないので型枠をそのまま残しています。

それでも崩れやすいところは土嚢を積んで、支えています。
f0112434_0403534.jpg砂像の緻密さゆえに、砂の中に凝固剤などを混ぜてあるのでは…と思うかもしれませんが、

砂と水だけで、砂の中には何も含まれておりません。砂のかたまりを水でしめ固めながらの作業なので、焦ってしまうと、土台が崩れやすくなり、せっかくの砂像自体が壊れやすく、時には制作途中で崩れてしまうという危険性もあります

作品を製作する時は、型枠を上のほうからはずしていき彫刻をすすめていき、1段ずつ完成していきます。砂像家によって異なるのですが、型枠の外す時が非常に難しく、取る時に崩れる場合もあります。上を取り、次に下の段の制作に入っていきます。
f0112434_033173.jpg入口前で、ライオンの砂像のデモンストレーションで、パレットナイフでライオンの目を削り出しています。こうやって丁寧に削り出していくんですね。
f0112434_033484.jpgメインの動物の目は目に光が反射しているように、白く見えるのですが、実際は黒目を表現するのに、深く掘れば掘るほど陰で黒くなります。
f0112434_0342331.jpg一番真中を深く、白眼に向かって3段階にしています。
f0112434_0344371.jpgさらに一番上に半円に削ることで、目が反射しているように見えるのです。すごいですね。
作品が出来ると長い間の開催なので、野外の砂像は、表面が風化でひび割れたり崩れるのを防ぐためにグルーという砂像用ののりを、水で溶いたものを吹き付けてあります。普通の雨なら大丈夫、砂像を守ってくれます

楽屋裏を考えながら見るとさらに興味深いものになります。
ぜひご覧になって、湯村温泉・朝野家へお泊りください。またライトアップしていますから、夜も楽しめます。
by asanoyayu | 2010-05-09 00:42 | イベント・歳時記