朝野家スタッフのblog

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/// 「モノの価値からヒトの価値へ」理念経営の講演会に行きました ///

/// 「モノの価値からヒトの価値へ」理念経営の講演会に行きました ///_f0112434_13504490.jpg23日、旅行会社の総会があり、ダンコンサルティング・塩見哲氏の講演会を聞いてきました。
塩見哲氏は税理士で、企業の再建を手伝っているうちに、経営戦略コンサルタントを設立。沢山の講演会をされていて、今回で1100回を超えています。

/// 「モノの価値からヒトの価値へ」理念経営の講演会に行きました ///_f0112434_13515421.jpg人口が減少して、資源が有限であり、個人がグローバル化している社会にとって、中小企業経営が継続していくためにはプロアクティブ発想が最も重要です。
中小企業は時代と社会の流れを認識して、自社の存在価値を徹底的に意識し、経営環境、経営資源(ヒト・モノ・カネと2つの情)を経営意志の中にどう活かすかという戦略性が必要になると言われました。

現在は過去から学ばなければいけないが、日本では1995年がピークアウトの年で、そこを天に、ビール出荷数、半減したガソリンスタンド、1/4になった石油元売り・都市銀行数、1/2になった文具メーカー・ホテル協会加盟数・セメント会社など全てのものが縮小し続けている。
/// 「モノの価値からヒトの価値へ」理念経営の講演会に行きました ///_f0112434_13524258.jpg時代を動かすのは個人の意識。

変革した時代に理解しやすい経営が求められている。個人の時代だから「楽しい」「女性的感性」「量から率」「安心感」「消費価値」「付加価値」「環境経営」「立体的・時間的」「宅配産直プロセス」「参加型」という10のキーワードが生まれた。

多くの経営者は20世紀から脱皮し、会社が生まれた時の本質に戻るべきだ。自分が考えた事は出来るが、他人が考えた事はしない、つまり意識を変えられるのは自分だけである。

21世紀の経営は「モノの価値からヒトの価値という理念経営」が必要となる。
人の数が減っても、利用回数を増やせば成立つ。中小企業はこの指とまれ(会社の目的)のコアコンピタンスが必要だし、作りやすい。

儲かる会社の仕組みは無在庫・前受け・利益継続売上で、楽天も、セコムもこの方法を取っている。(頭の中で、ついつい旅館には無理と突っ込みをいれましたが・・・。)
/// 「モノの価値からヒトの価値へ」理念経営の講演会に行きました ///_f0112434_13533628.jpgとにかくぐいぐいと引きづり込まれる講演会で、本来の旅館経営に戻ることと思い出しました。
地域密着型の旅館の生きる道は、デフレスパイラルの安売りするのでなく、独創性をもち、密着度を上げて、小回りのきく、新しい女将型お得意様経営こそが残れるのだと思います。

やっぱり家業商売ですね。
by asanoyayu | 2011-03-26 13:55 | つぶやき