5日前、女将宛にお菓子と和綴帖(和紙ノート)が入った宅急便が届き、なんだろうとご依頼主に電話をさせていただくと、以前にお泊り頂いたお客様からでした。
詳しくは手紙に書かれているということなのですが、ノートに旅の思い出の絵を画いていただけないだろうかというお話でした。
安心して、大好きな堺の芥子餅を頂きました。
一昨日、別便でお手紙を頂戴し、拝見すると同行者の方に画かせていただいた旅の思い出がとてもよかったので、女将と2人で書いていただきたいという内容でした。
わざわざ高島屋まで行かれて、和綴帖を買われ、おみやまでつけて届けていただきました。
画かせていただくものから見れば、本当にありがたいことです。
秋祭り・赤とんぼ・稲穂などの中から何を画かせていただこうか・・・と。
9月に入ったので、私は秋の絵『栗』を選びました。
年なれど 喜こぶ顔を 思い出し
釣瓶落としの 栗ひろい
という詩と共に画かせていただきました。
普段、ほとんど画かない一番弟子?の女将は、私の手本を見ながら『柿』に挑戦しました。
もともとデザイナーですから上手に画けてます。
いくとせの前の 落葉の上にまた
落葉かさなり 落葉かさなる
新温泉町諸寄の歌人・前田純隆孝の詩を書かせていただきました。
お客様に思いが届くように、頑張って画かせていただきました。
朝野家はお客様とのふれあいが、1番だと考えております。
良きご縁を頂き、有難うございました。