空気のキ~ンと冷えた夕方、久々に歩いて家まで帰りました。
雪の少ない正月は湯村温泉では珍しく、濛々と地球の息吹を感じる荒湯が見たくて。
丁度、お客様は夕食の時間なのか、人がいない静寂の荒湯。
24日に降った雪は、雫となり川となりとうとうと流れて行ってます。この空気感は贅沢な一コマ。我が町が心に染み込んでいきます。
この山門をくぐると母親の胎内に入るような感じがする。
荒湯の湯けむりは優しさの証、湯村の人々支えてます。
冬の寒さは、より湯けむりを成長させ、一番好きな季節です。
ここにくるとに、すべての人を優しい湯けむりが包んでくれます。
子供のころ、この独特な風景の中で忍者のまねをしたり、寒いと荒湯の地面で暖をとった記憶がよみがえってきます。
路地から見る荒湯も大好きです。
何もない街だからこそ、白くなる空気みてを、川のせせらぎを聞き、湯けむりに触れることの贅沢がわかる。
荒湯を守り抜かねばならない。いつまでも!!
私の原風景だから。