日本地理学会のお客様12名が朝野家にお泊まりいただき、今朝8:30から湯村温泉内を案内させていただきました。
日本地理学会の皆様は、地理学の先生、環境の先生、ジオパークの関係や大学・小学校の先生方を中心に12名、
朝野家ではご希望のグループ、団体の皆様に湯村温泉内を無料でご案内させていただいています。
館内での説明は湯村温泉の源泉数、温泉成分、効能、湯村温泉の町づくりなど多岐にわたり説明し、外に出て源泉近くのジオ体験をしていただきました。
半径400mの湯村温泉には、登録された源泉が60カ所あり49カ所で利用されています。
その総湯量は1分間に2.100リットル自然湧出しています。1日では約3.000トンになります。荒湯の泉源は470リットル、町内の家庭や事務所役場の500戸にも配湯されていて、水より安い1トン160円なんです。
元薬師湯跡は現在湯けむり広場となっていますが、ここの株湯があります。
もともと源泉から湧きあがった湯を外湯として使っていました。
荒湯では湯で玉子のジオ体験をしていただきました。
98度の温泉なので、約10分で湯で玉子になります。温泉=ジオという事がわかる簡単なジオ体験です。
温泉成分はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉ですから、3つの効果があります。
温泉に浸けるとぴかぴか・つるつる・プルプルになるんですよ。玉子の白身もたんぱく質、肌もたんぱく質ですから、重曹泉の効果で、同じように肌が白く柔らかくなり、保水能力でプルプルになります。
『美人の湯』といわれる所以です。
湯村温泉の湯は飲泉する事が出来ます。
無色透明で1日240mりまでで、飲むとかすかに苦みと塩味を感じます。メタケイ酸が200mg入っているので胃の粘膜を調えます。パンシロンは240mgですから、二日酔いや胃潰瘍に良いようです。
以前の実験で荒湯で湯がいた玉子と水で湯がいた玉子の見くらべてみると・・・。
左が温泉で湯がいた玉子、右が水道水で湯がいた玉子です。黄身の色や白身のプルプル感の全然違います。まさに温泉力です。
湯で玉子での余興です。
湯村温泉では誰でもコロンブスになれます実験。玉子を誰でも簡単に立てる事が出来ます。
方法は湯村に来られたら、伝授いたします。皆さん楽しんでいらっしゃいました。
1時間の案内調整がうまくいかず、荒湯近辺だけの案内で終了させていただきました。
続きは、次回またお越しの時にご案内いたします。