(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
11月23日から2日間にわたって、山陰の湯村温泉で山陰海岸ジオパーク国際学術会議「湯村会議」が開催されます。
ジオパークとは、地球科学的に見て重要な地質を含む「大地の公園」のこと。
ご存じのように、山陰海岸ジオパークは、山陰海岸国立公園を中心として、鳥取県の白兎海岸から兵庫県、京都府にまたがる広大なエリアのジオパークです。変化に富んだ山陰海岸の景観は「地形と地質の博物館」とも呼ばれ、世界的にも貴重な自然遺産として、2010年、世界ジオパークネットワークの加盟が認定されました。
地元の人にとっては、いつも何気なく見ていた海岸の景色かもしれませんが、ジオパークとして注目されたことで、あらためてその美しさを見直した人も多いのではないでしょうか。
明後日から開催される「湯村会議」では、山陰海岸ジオパークが世界認証を受けて2年が経過した今、教育や学習にどのように活かされているのか。また、これからどのような取り組みが期待されるのか。山陰海岸ジオパークの現状と展望について、国内外の研究者による基調講演やパネルディスカッション、現地を視察するエキスカーションが行われる予定です。
山陰を舞台にどんな意見や未来図が飛び出すのか、楽しみですね。この機会に皆さんも、私たちの身近にある貴重な自然遺産と、そこに息づく暮らしや文化に目を向けてみませんか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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