朝野家スタッフのblog

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/// つややかな美しさ /// 2013.1.9放送 

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

「初春」という言葉に、心華やぐ一月。着物姿で出かけたくなる、晴れの席がたくさんありますね。

初詣にはじまり、お茶の「初釜」や生け花の「初生け(はついけ)」。そして、お香を楽しむ香道の世界でも、「初聞香(はつもんこう)」や「聞香始(もんこうはじめ)」と呼ばれるお稽古始めには、着物を着る方が多いようです。

聞く香りと書いて「聞香」。香道では、香りを嗅ぐことを、香りを「聞く」といいます。この言葉には、お香の香りをただ嗅ぐのではなく、心を傾けてゆっくり味わう・・・という意味が込められているとか。

五感を研ぎ澄ましてお香の種類を聞き分ける、香道にふさわしい言葉ですね。

そうした繊細な香りを味わう場所ですから、お香の席ではしてはいけない約束事があります。それは、自分が身につけている香りを持ち込むこと。着物でおしゃれを楽しむときには、みだしなみとして匂い袋をしのばせる方も多いようですが、お香の席やお茶席では慎みましょう。

もちろん、そうした席を離れたときには、着物姿に合う香りを身にまとうのは、とても素敵です。いつもは香水やオーデコロンをつけている人も、匂い袋などで「和」の香りを楽しんではいかがでしょう。

日本語の「香り」という言葉には、「つややかな美しさ」という意味があります。
TPOに合わせてそこはかとなく漂う香りは、あなたをきっと、より美しく演出してくれることでしょう。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2013-01-09 00:02 | 朝野家・香りの散歩道