朝野家スタッフのblog

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/// 幸せの青い鳥を探して旅に出る ///2013.1.16放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

昨年、生誕150年を迎えたベルギー生まれの作家、モーリス・メーテルリンク。童話劇『青い鳥』の作者といえば、皆さんよくご存じでしょう。

幸せの青い鳥を探して旅に出る、チルチルとミチルの物語は、100年の時を超えて、今も世界中で愛されています。

この『青い鳥』が、ノーベル文学賞を受賞したメーテルリンクの代表作といわれていますが、彼は優れた自然観察者でもありました。花やミチバチ、アリなど、自然界の神秘をテーマにした作品を数多く残し、その中の一冊『花の知恵』というエッセイでは、花の香りについて思いを綴っています。

南フランスを訪れたメーテルリンクは、この土地で何よりも強い印象を与えるのはバラやジャスミンの花が咲く季節だといい、その香りをこんな言葉で表現しました。「地上の大気が瞬く間に、限りなく幸福な惑星の大気に一変してしまったのだろうか・・・」

あたりは、「あまねく豊かにゆきわたる永遠の侵しがたい香りに充たされる・・・」こんなにも素敵な言葉で、自分の香りをほめられたバラやジャスミンは、きっと幸せでしょうね。

この本の中で「嗅覚は自然が人間に授けた唯一の贅沢な感覚なのである」と語ったメーテルリンク。その贅沢な感覚を、私たちは日頃どのくらい活かしているでしょうか。

幸せの青い鳥が身近なところにいたように、香りという幸せのもとは、気づけば私たちのすぐそばに、たくさんあるのかもしれませんね。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2013-01-16 00:03 | 朝野家・香りの散歩道