朝野家スタッフのblog

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/// モースが見た庶民のくらし /// 2013.10.30放送分 

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

百年前の暮らしの匂いがするような展覧会が、江戸東京博物館で開催されています。開館20周年を記念した特別展で、タイトルは「明治のこころ・モースが見た庶民のくらし」。

展示されているのは、明治時代に日本を訪れ、大森貝塚を発掘したエドワード・モースが、アメリカに持ち帰った生活用品の数々。全米最古の博物館といわれるピーボディ・エセックス博物館とボストン美術館に所蔵されている、数万点規模のモース・コレクションの中から選び抜かれたものです。

明治時代の庶民の暮らしぶりは、モースの心をわしづかみにしたようで、ありとあらゆる生活用具を収集しています。なかでも「こんなものまで残しておいたの?」と驚いたのは、百年前の泥がついたままの下駄や、瓶に入ったまま一度も開封されていないという砂糖菓子。

どんな味がするのか。香りは残っているのか。興味がありますね。
下駄の歯は、持ち主の歩きグセがわかるほどすり減っていて、カラコロという音まで聞こえてきそうです。

日本をこよなく愛したモースは、こんな言葉も残しています。「この国のありとあらゆる物は、日ならずして消えうせてしまうだろう。私はその日のために日本の民具を収集しておきたい」。

江戸東京博物館で12月8日まで開催中の「明治のこころ・モースが見た庶民のくらし」。モースが予測した未来に生きる、私たちのための展覧会です。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2013-10-30 00:11 | 朝野家・香りの散歩道