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/// 香り高く、味わい深い日本語の調べ /// 2013.11.27放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

秋から冬へ、季節は駆け足ですね。
日本には、四季折々の風景や暮らしを歌にした童謡・唱歌がたくさんあります。
その一つ、『冬景色(ふゆげしき)』という唱歌を覚えていらっしゃいますか。

さ霧(ぎり)消ゆる湊江(みなとえ)の
舟に白し 朝の霜
ただ水鳥(みずとり)の声はして
いまだ覚めず 岸の家


霧が消えていくと、湊の入り江にある舟に、朝の霜がおりて白くなっているのが見える。あたりにはただ、水面を渡る鳥の声が聞こえ、岸辺にたつ家々は、まだ眠りから覚めていないように静まりかえっている・・・。
冬の朝の静かな港の情景が、美しい文語体で描写されています。

子どもの頃は、今ほど意味はわかっていなかったかもしれませんが、あらためて声に出して読んでみると、透明な冬の空気に包まれているような気がしてきます。

二番の歌詞は、小春日和ののどかな畑の景色、三番には時雨(しぐれ)が降ったあとの夕暮れの里の情景が描かれています。

皆さんもぜひ、三番までの歌詞を声に出して読んでみてください。香り高く、味わい深い日本語の調べに、おだやかな冬の一日が思い浮かぶことでしょう。
 
慌ただしく過ぎていく日々のなか、たまにはひと息ついて、日本のやさしい歌を口ずさんでみませんか。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2013-11-27 00:03 | 朝野家・香りの散歩道