朝野家スタッフのblog

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/// 裸のつきあい、外国人と温泉 /// 2013.12.25放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

和食がユネスコの無形文化遺産に登録されましたが、食の楽しみも含む日本の温泉は、世界に誇れる文化ですね。

江戸時代の終わりから明治にかけて、日本に続々とやって来た外国人たちにとっても、温泉はとても興味深いものだったようです。ただし、日本人が温泉につかっているところを見学はしても、実際に自分で体験してみる人は少なかったとか。他人の前で裸になることに、抵抗があったのでしょうね。

そうした外国人が多いなか、日本人に混じって、ためらうことなく混浴の温泉に入った人物がいました。明治14年に来日したフランス人の旅行家、エドモン・コトーです。彼は、初めて温泉に入ったときの感想を、のちに発表した著書『ボンジュール・ジャポン』にこう書いています。

「みんながあれこれと世話を焼いてくれ、別の浴槽に入るときは手を貸してくれた。何やら話しかけてくれたが、それがわからないのが残念だ。彼らの好奇心は全くぶしつけではない。実に面白い人々だし、みんな何とも親切な人たちばかりだ」。

温泉で裸のつきあいをしたコトーは、日本人の明るさと思いやりを肌で感じたようですね。ラジオをお聴きの皆さんの中にも、年末年始を温泉で過ごされる方がいらっしゃることでしょう。

温泉のある国に暮らす幸せを感じながら、一年の疲れをゆっくりほぐして、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2013-12-25 00:04 | 朝野家・香りの散歩道