朝野家スタッフのblog

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/// 静かな香り /// 2014.01.08放送分 

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

新年の伝統行事はたくさんありますが、毎年皇居の宮殿で催される「歌会始(うたかいはじめ)」を楽しみにしている方もいらっしゃるでしょう。

歌会というのは、同じ御題(おだい)で歌をつくり、その歌を披露し合う会のことです。なかでも、一月に催される歌会始は、皇族の方々と共に、国民が参加できる文化行事として親しまれていますね。

今年の歌会始の御題は「静(せい)」。
「静か」や「静まる」のように訓読みにしても、「静謐」や「静寂」などの熟語でも良いそうです。五・七・五・七・七の三十一文字(みそひともじ)で、どのような静けさを詠んだ歌が披露されるのでしょうか。皆さんも、心静かに耳を傾けてみませんか。

私たちの身近にある香りの世界にも、「静かな」「静寂な」という形容詞が似合うものがあるような気がします。そこはとなく、さりげなく、ふと気づくと漂っている・・・そんな香りです。

たとえば、野に咲く一輪の花の香り。茶室に漂うふくよかなお茶の香り。里山にしんしんと降り積もる雪の匂いや、着物姿のご婦人がしのばせている、かすかな匂い袋の香りも、「静かな香り」というイメージではないでしょうか。

ただし、こうした香りは、受け取る側に心の余裕がなければ、気づくことができないかもしれませんね。

皆さんにとって「静かな香り」とは、どんな香りですか。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2014-01-08 00:03 | 朝野家・香りの散歩道