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/// 梅一輪一輪ほどのあたたかさ /// 朝野家・香りの散歩道2014.2.19放送分 

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

今日は二十四節気の「雨水(うすい)」です。
雨(あめ)の水と書いて「雨水」。空から降ってくるものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる時期といわれていますが、山陰で今年「雨水」を実感できるのはいつ頃になるでしょうか。

それでも、2月4日の「立春」から今日の「雨水」、3月6日の「啓蟄」へと、季節はゆっくり動いています。暮らしの中で、かすかな春の兆しを見つける楽しみも、これからですね。

まだ雪の残る里山に、春を告げる梅の花。
春告草(はるつげぐさ)とも呼ばれるこの花がほころぶと、心にぽっと小さな明かりがともるような気がしませんか。

江戸時代の俳人、服部嵐雪(はっとり・らんせつ)は、そうした心持ちを俳句に詠んでいます。

「梅一輪一輪ほどのあたたかさ」

寒さが厳しい季節を耐え抜く日々があるからこそ、感じることができるあたたかさでしょう。

また、ふくよかな香りがする梅の花には、匂草(においぐさ)という別名もあり、春を思わせる見た目の愛らしさだけでなく、香りにもぬくもりを感じますね。「梅一輪一輪ほどのあたたかさ」。この句は今も多くの人に愛されていますが、日本に四季がある限り、時代を超えて人々の琴線にふれる句ではないでしょうか。

皆さんも、春にさきがけて咲く梅の花を見つけたら、どうぞこの句を思い出してくださいね。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2014-02-19 00:10 | 朝野家・香りの散歩道