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/// ストームグラスを眺めて /// 朝野家・香りの散歩道 2014.6.11放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

空の色や風の匂いで、雨が降りはじめるのがわかる・・・という方は多いでしょう。

冒険小説が大好きな友人は、毎朝「ストームグラス」を眺めて、その日の天気を予測しています。ストームグラスとは、19世紀のヨーロッパで船旅をするときに使われていた、暴風雨を予測するための器具です。

フランスの作家、ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万海里(かいていにまんかいり)』に登場する潜水艦、ノーチラス号の船内にも設置されていました。私の友人がストームグラスに興味を持ったのも、この小説の影響が大きかったようです。

その構造はシンプルで、ガラスの容器にクスノキからとれる樟脳やエタノールなどの薬品を入れて密閉し、液体の沈殿具合を見て天候を予測します。

たとえば、白い固まりが底に沈んで、液体が透明になれば晴れ。雨に変わる前は沈殿物が徐々に増えて、星のカタチをした結晶が液体を浮遊するようになります。そして、固まりの一部が大きな葉っぱのようなカタチになると、嵐がやって来るといわれていました。

このようにストームグラスの結晶が変化する原因は、科学が発展した今も謎が多いそうですが、解明されていないだけにロマンがあると思いませんか?

近頃は、オブジェのようなストームグラスも商品化されていて、結晶の変化をアート感覚で楽しむ人たちも多いとか。気まぐれな天気とも、仲良くなれそうなグッズですね。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2014-06-11 07:32 | 朝野家・香りの散歩道