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/// 秀吉が気に入った「真盛豆」 /// 朝野家・香りの散歩道2014.10.1放送分 

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

天正15年10月1日。京都にある北野天満宮の境内で、世にも華やかな茶会が催されました。

亭主をつとめたのは、豊臣秀吉。

その秀吉に仕えた千利休をはじめ、当代きっての茶人がプロデュースした日本最大級の茶会として歴史に残る「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」です。

京のまちには開催を知らせる高札が立てられ、その内容は、身分を問わず、茶碗一つでも持って集まれば、誰でも茶会に参加できるというものでした。

秀吉自慢の黄金の茶室や茶道具も披露されたこの茶会には、大坂や堺などからもおよそ1000人が駆けつけたと伝えられています。

名のある茶人や武将たちは、北野の松原に思い思いの茶席や茶室をしつらえ、趣向を競ったとか。その中で秀吉が足を止めたのは、誰に仕えるともなく自由奔放に茶を楽しむ一人の茶人が立てた、大きな大きな朱塗りの傘の茶席だったという逸話も残されています。

また、「北野大茶湯」でふるまわれた菓子の中に、秀吉がたいそう気に入ったものがありました。それは、京都の寺に古くから伝わる「真盛豆(しんせいまめ)」と呼ばれる豆菓子で、秀吉が茶に合うとほめたことから、現在でも茶菓子として親しまれています。

茶会の楽しさを庶民にまで広めたという伝説の大茶湯。その時代に生きていたら、茶碗一つ持って参加してみかったですね。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2014-10-01 06:59 | 朝野家・香りの散歩道