(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
車窓に流れるブドウ畑の景色を眺めながら、ワイングラスを傾ける・・・。
ワイン好きの皆さんにとってはきっと、心ひかれる列車の旅を紹介しましょう。ところは、アメリカ西海岸のナパバレー。カリフォルニアワインの名産地です。
19世紀の初めに敷かれたレールの一部を再利用して、ナパバレーとセントヘレナの間を時速30キロでゆっくりと、3時間かけて往復する「ナパバレー・ワイントレイン」が開業したのは、今から25年前のこと。
以来、おいしいカリフォルニアワインと地元の食材を使った料理を楽しみに、海外からもたくさんのワイン愛好家がやって来る人気列車になっています。
ナパバレーには、大小あわせて400以上ものワイナリーがあり、シャルドネやメルローなど、畑によってさまざまな品種のブドウが栽培されています。
この広大なワインの産地を走りぬける観光列車、「ナパバレー・ワイントレイン」の豪華な車内レストランでは、開業当時からの名物料理ローストビーフテンダーロインや、地元産の有機野菜を使ったベジタリアン用のメニューも用意。
それぞれの料理に合わせたワインリストがあり、カリフォルニアの大地が生んだワインと料理のコラボを楽しむことができます。
また、走るレストランで味わうワインの香りは、どのように変化するのか・・・皆さんも現地で体験してみたくなりませんか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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