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/// わが国初の時刻制度 ///朝野家・香りの散歩道2015.6.10放送分 

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

今日6月10日は「時の記念日」。
その由来は、大化の改新を成し遂げた、天智天皇(てんちてんのう)の時代にまで遡ります。

西暦671年の6月10日、天智天皇によって、わが国初の時刻制度が動き出しました。法律に基づく律令国家をつくるためには、時間を管理することも重要だったのでしょう。漏れる時刻の刻と書いて「漏刻(ろうこく)」と呼ばれる水時計で、統一した時を知らせる制度を設けたのだとか。

それまでは、いつ仕事がはじまり、いつ終えるのか、みんなアバウトに働いていたのでしょうね。

天智天皇をまつる滋賀県の近江神宮(おうみじんぐう)には、当時の漏刻を再現したものが設置されています。三層に分かれた枡から漏れ落ちる、水の量によって時を計る仕組みで、平安朝の末期までは全国各地で使われていたそうです。

また、境内には時計の博物館があり、歴史を刻んだ貴重な時計を観ることができます。振り子式の天文時計や櫓時計(やぐらどけい)、お香を燃やして時を計る「香時計(こうどけい)」も展示。この香時計は、四角い香炉に敷き詰めた灰に細い溝をジグザクに付け、その溝に粉末状のお香を埋めて、一番端から燃えた長さによって時を計る仕組みになっています。

お香は、合歓(ねむ)の木の若葉を粉にしたものも使われていたとか。どんな香りがしたのでしょうね。
「時の記念日」の今日、時間を大切にした先人たちの知恵と努力に、思いを馳せてみませんか。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2015-06-10 08:02 | 朝野家・香りの散歩道