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/// 父とカレー /// 朝野家・香りの散歩道2015.6.17放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

今度の日曜日は「父の日」ですね。
父親の思い出を綴ったエッセイはたくさんありますが、昭和の家族像が見えてくるような名作『父の詫び状(わびじょう)』も、その一つでしょう。

作者は、向田邦子(むこうだ・くにこ)さん。ドラマの脚本家として活躍していた向田さんが、初めて手がけたエッセイ集として、昭和53年に発行されました。この本には、昭和の匂いがするエピソードも綴られています。

向田さんが子どもの頃、母親が作るライスカレーはいつも、2つの鍋に分かれていたそうです。大きな鍋は家族用、小さな鍋は「お父さんのカレー」。向田さんの父親は昔気質で、家の中では何でも、自分だけ特別扱いにされないと機嫌が悪かったそうです。

だから、カレーも別ごしらえ。肉が多くて色も濃い、大人向けの辛口にしてあったとか。向田さんはカレーの匂いをかぐと、その飛びきり辛いライスカレーを、真っ赤な顔で汗を吹き出しながら食べている父親の姿を思い出したそうです。

今は、カレーを作るのが得意なお父さんも多いので、カレーの匂いをかぐと、おふくろの味ならぬ、おやじの味を思い出す方もいらっしゃるでしょう。

父とカレー。みなさんには、どんな思い出がありますか。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2015-06-17 08:20 | 朝野家・香りの散歩道