朝野家スタッフのblog

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/// 夏の終わりは、夜空に浮かびあがる光の文字 ///2015.8.12放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

お盆には、ふるさとへ帰る方、帰って来る家族を迎える方もいらっしゃるでしょう。

そして、ご先祖様を迎えるためには、迎え火を焚くという風習がありますね。宗派や地方によっても違うようですが、一般的な迎え火は・・・玄関先や庭で、素焼きの器に「おがら」を折って積み重ね、火をつけて燃やします。

「おがら」は、古来より清らかでけがれのない清浄な植物とされていた、麻の皮をはいだあとに残る芯の部分です。これを燃やすことによって、邪悪なものを祓い清め、清浄な空間をつくり出すと考えられてきました。

その「おがら」を焚いた迎え火の煙に乗って、ご先祖様の精霊が帰って来られる・・・子どもの頃、おじいちゃんやおばあちゃんから、そんな話を聞いた方も多いのではないでしょうか。そして、お盆が終わると送り火を焚いて、空に向かって立ちのぼる煙を眺めながら、再びご先祖様を見送ります。

この送り火を、伝統行事として守り続けている土地もあります。その一つが、毎年8月16日の夜に点火される、大文字でおなじみの京都五山の送り火。夜空に浮かびあがる光の文字は、京都の夏の終わりを告げる風物詩でもあります。

迎え火も送り火も、マンションや住宅街などではあまり見かけなくなりましたが、ご先祖様に感謝して心の中で手を合わす、その思いは子どもたちに伝えていきたいですね。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2015-08-12 07:42 | 朝野家・香りの散歩道