朝野家スタッフのblog

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/// 寒晒し粉の白玉ぜんざい ///2016.1.13放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

寒中お見舞い申し上げます。

1月6日の「寒の入り」から2月4日の「寒の明け」までは、一年で最も寒さが厳しい時期と言われています。日本各地で「寒晒し」という言葉が聞かれるのも、このころですね。

「寒晒し」とは、布や穀物などを冬の冷たい水や空気に晒すこと。友禅染の色を鮮やかにするため、刺すように冷たい川の水に反物を晒したり、秋に収穫した蕎麦の実を清流や寒風に晒すのも「寒晒し」と言います。

そして、白玉団子をつくる白玉粉は、別名「寒晒し粉(かんざらしこ)」と呼ばれていることをご存じでしょうか。

白玉粉は、原料のもち米を水に浸し、臼でひいて沈殿したものを乾燥させてつくります。なかでも、冷たい水に何度も晒し、寒風が吹く中で乾燥させたものが上等とされ、「寒晒し粉」と呼ばれるようになったとか。

なめらかな舌触りと、もちもちした食感。あの白玉団子の繊細なおいしさは、冬の厳しい寒さの中で生まれたのですね。そこには、自然と寄り添いながら、手間ひまを惜しまないものづくりをしてきた、先人たちの心意気が息づいています。

明後日、1月15日の小正月には、小豆粥を食べて無病息災を祈る風習があります。小豆の赤い色で邪気を払うのだそうですが・・・今年は「寒晒し粉」でつくった白玉入りの温かいぜんざいで、甘い
香りに包まれながら一年の口福を祈ってみませんか。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2016-01-13 07:08 | 朝野家・香りの散歩道