朝野家スタッフのblog

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/// 日経『温泉で健康 もっと知ろう』高血圧や糖尿病にも効果 ///

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2007年5月から書き始めた『湯村温泉の温泉力』は、湯村温泉を科学的に物理的にとらえたいとスタートしたものですが、2015年10月までで59話をになっています。子供のころの湯村温泉の風習や湯村温泉の高温泉自然湧出の話、同時期に始まった山陰海岸ジオパークでのパネラーなど役に立った。

知れば知るほど湯村温泉の温泉ポテンシャルを感じてくる。石井先生がおしゃられている「温泉は地球からの贈り物」が実感できる。

12月17日日経新聞には『温泉で健康 もっと知ろう』高血圧や糖尿病にも効果(国が適応症拡大/予防の期待)のタイトルがありました。

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湯村温泉の泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉。弱アルカリの低張性・高温泉
記事の中には、これまで書いてきた事や実験してきた事が出ている。これで話していたことも実証されてる。

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【塩化物成分が肌を覆って水分の蒸発や感想を防いでいることが明らかに。】

/// 温泉力29 温泉の美容力④ お肌しっとり!保湿&保温の湯 /// 

湯村温泉では、あがり湯をしないでください。朝野家の場合、あがり湯をしたくても蛇口やシャワーから出てくるお湯も温泉なので出来ません。風呂に入ると体が温まり、あがると毛穴から汗と共に温度を下げるのですが、湯村温泉は2つ目の成分塩化物はのせいで、体に温塩翆の被膜が出来、毛穴を潰します。熱が外に出ないのでポカポカするんですよ。ヨーロッパでは「塩の温泉」を「熱の温泉」と呼びます。

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【弱アルカリ泉は成分と皮脂の脂肪酸が反応し、表面にせっけんが出来て肌が綺麗になる】

/// 温泉力41  湯村温泉の温泉水質測定の結果、アンチエージィング効果を実証 ///

人体は年を取ると酸化系になるが、湯村温泉は還元性温泉なのでアンチエージング効果があり、弱アルカリで皮膚にもよく、お肌のつるつる感はアルカリ性泉や炭酸水素泉(いずれも湯村温泉成分)に入浴した時に強く感じられます。

一般的に「つるつる感」は石鹸と類似感があり、市販の石けんの多くは油脂に強アルカリを加え加水分解させますとグリセリンと脂肪酸ナトリウムに分解されます。この脂肪酸ナトリウムが私達が日ごろ使っている石鹸です。またグリセリンは保湿効果があります。

これと同じように湯村温泉は、知らない間に石鹸が出来るのです。

一般の石鹸作りとは異なり、強アルカリも過熱も必要ないのです。肌の表面を覆う脂肪酸を温泉成分の重曹は洗浄作用で溶かせます。その脂肪酸と重曹(NaHCO3)のナトリウムイオンが結合します。

脂肪酸(R-COOH)+Na+ ⇒ Na-石鹸(R-COOH-Na)+グリセリン

つまり温泉に入るとナトリウムイオンによる中和反応で、自然と石鹸を作っています。その微量に薄い石鹸膜は、肌の清浄化をしながらつるつるの肌にしているのです。きれいになった肌は、副産物のグリセリンで覆われ水をはじく美肌になるそうです。

【男性の高脂血症なら、炭酸水素塩泉への長年の入浴が予防】

なるほど・・・いいネタが仕入れられました。
いずれにしても、温泉の医療利用や転地治療などの湯治が見え始めました。本物の温泉の鮮度や量、成分がものをいう時代が来ましたね。
by asanoyayu | 2015-12-31 08:13 | 温泉力