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/// お茶時のクロモジ ///朝野家・香りの散歩道2016.4.13放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

桜色、萌黄色、藤色、若草色・・・春の和菓子の色合いは、ほんわりやさしくて、眺めているだけでも幸せな気分になりませんか。

そして、お菓子に添えられた楊枝、黒文字(クロモジ)の香りも、木や草花が芽吹く春の野原を想像させてくれますね。黒文字はその名の通り、春に小さな黄色い花を咲かせるクスノキ科の低木、クロモジの木で作られています。

木の名前の由来は諸説ありますが、枝に黒い斑点があり、それが文字のように見えることからクロモジと呼ばれるようになったとか。クスノキ科の仲間には香りのいい樹木が多いのですが、なかでもクロモジは、小枝を折ると何ともいえない清々しい香りがします。

山を歩く人たちからは「疲れを癒す」と言われてきたこの香りの成分は、クロモジの木の皮、樹皮の部分に多く含まれています。そのため、クロモジで楊枝をつくるときには、必ず樹皮の部分を残して細く削るのだそうです。

お茶の世界では古くから、クロモジの楊枝や箸が使われてきましたが、自然の香りが持つチカラを最大限生かす方法を、先人たちは心得ていたのですね。また、明治時代には、日本にたくさん自生していたクロモジの香りの成分を抽出して、海外にも輸出していたそうです。

そして今、クロモジの持つ抗菌効果やリラックス効果への期待が、再び高まっているとか。日本生まれのアロマ、クロモジに、みなさんも注目してみませんか。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供
で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。




by asanoyayu | 2016-04-13 07:41 | 朝野家・香りの散歩道