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///植物園で過ごすひととき///朝野家・香りの散歩道2016.5.4放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

今日は「みどりの日」ですね。日本各地の植物園では、春の香りに包まれて、緑とふれあうイベントが開催されています。

その一つ、京都府立植物園は、日本で最初の本格的な公立植物園として、大正13年に開園しました。

歴史あるこの植物園は第二次大戦中、食糧を増産するための菜園となり、戦後は12年に渡って連合軍に接収されていたそうです。その間、宿舎を建てるために多くの樹木が伐採されたそうですが、復活を望む声に応えて、昭和36年、再び市民の憩いの場となりました。

京都を舞台にした川端康成(かわばた・やすなり)の小説『古都(こと)』の中にも、この植物園はたびたび登場します。新聞小説として『古都』の連載がスタートしたのは昭和36年。植物園が復活したのと同じ年です。当時の京都人の暮らしをリアルに描くためには、植物園は欠かせない場所だったのかもしれませんね。

小説の登場人物たちは、緑の長いトンネルを歩きながら、それぞれの思いをめぐらせます。この「くすのき並木」は、大正時代から植物園のシンボルとして愛されてきました。樹齢90年ともいわれるクスノキたちは今も、美しい緑の葉をたたえ、訪れる人を出迎えています。

この週末、57日と8日には、くすのき並木が野菜や地域産品のマルシェになるとか。風薫る5月。植物園で過ごすひときは、昔も今も、ココロに安らぎと元気をくれそうですね。


*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。



by asanoyayu | 2016-05-04 07:20 | 朝野家・香りの散歩道