(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
鳥のさえずりで目覚めた朝は、気持ちのいい一日を過ごせそうな気がしませんか。
5月10日から16日までは「愛鳥週間」です。バードウォッチングなど、野鳥に親しむイベントに参加される方もいらっしゃるでしょう。
日本で見ることができる野鳥の中には、大空を自由に飛ぶ鳥だけでなく、飛ばない鳥もいることをご存じでしょうか。沖縄に生息する国の天然記念物で、名前はヤンバルクイナ。愛鳥週間をPRする今年度のポスターには、亜熱帯の植物が茂るなかを歩く、一羽のヤンバルクイナが描かれています。
この絵の作者は、日本鳥類保護連盟が毎年主催している「愛鳥週間用ポスター原画コンクール」で総裁賞を受賞した、沖縄に住む女子高校生です。ヤンバルクイナは絶滅危惧種にもなっている鳥ですが、描かれているのは、こちらに向かって力強く歩いてくる姿。ヤンバルクイナが生息できる沖縄の自然が、いつまでも残ってほしい・・・という思いを込めて描いたそうです。
ポスターに採用されるのは1作品だけですが、今年度のコンクールには小学生から高校生まで7万点近い応募があったとか。なかには、スズメやツバメ、ヒヨドリなど、私たちの身近にいる鳥の姿をイキイキと描いた作品もありました。
愛鳥週間をきっかけに、鳥が好きになる子どもたちが増えるといいですね。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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