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/// 十五夜のススキ ///朝野家・香りの散歩道2016.9.14放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
 

明日は十五夜。中秋の名月です。

名月をとってくれろと泣く子かな

小林一茶が、無邪気な子どもの願いを詠んだ句です。秋の澄んだ夜空にくっきりと浮かんだ月は、手をのばせば届きそうに見えたのでしょうね。けれど、いくらせがまれても、月は仰ぎ見るもの。

十五夜には、月の満ち欠けによってもたらされる秋の収穫に感謝して、お供物をするのが昔ながらの習わしです。満月に似せて作られたという、まあるいカタチの月見団子と一緒に供えるのは、ススキと秋の草花。

「萩の花 尾花 葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」と、万葉歌人が歌に詠み込んだ、「秋の七草」の中から取り合わせて生けてみてはいかがでしょう。

ちなみに、尾花というのはススキの別名です。ススキの穂は風に吹かれると、動物の尾のように見えることから、この名が付いたとか。そういえば、長くてふさふさした馬のしっぽに似ていますね。

また、ススキの葉っぱは細長くて鋭いカタチをしていることから、魔除けの力があるともいわれています。そのため、月に供えたススキを軒先に吊るしておくと、災いを退けてくれるという言い伝えも。

明日の十五夜には、ススキと秋の草花の香りに誘われて、美しい月が顔を出してくれるといいですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。




by asanoyayu | 2016-09-14 17:32 | 朝野家・香りの散歩道