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/// 信長の茶会記 ///2017.06.28放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

お客さまを招いて茶会を催すときには、道具の取り合わせや料理などを記録した「茶会記(ちゃかいき)」をしたためます。
亭主が自ら記録したものと、招かれた客が記録したもの、そして聞き書きの茶会記もあり、茶の湯の歴史を知る上で貴重な資料になっています。

先頃、戦国武将の織田信長(おだのぶなが)が、1574年に京都で催した茶会のものと思われる茶会記が発見されました。

使用した道具や、もてなした料理、参加者の名前などが記されていて、信長の茶頭(さどう)を務めた津田宗及(つだそうぎゅう)の自筆によるものとみられているとか。津田宗及は千利休(せんのりきゅう)や今井宗久(いまいそうきゅう)とともに天下三宗匠(てんかさんそうしょう)と呼ばれた茶人です。

彼らに茶の湯の手ほどきを受け、名物道具を好んだ信長は、茶会をたびたび催していますが、現存する茶会記は意外に少ないのだとか。

今回の茶会記は、信長のものとしては82年ぶりの発見だそうで、茶の湯の世界では大きなニュースになりました。

料理の記録を見ると、イカやかまぼこなどの他に「餡(あん)つけ鱒(ます)」という珍しい料理が出されたようです。魚の鱒に餡をつけたものでしょうか・・・。これまでの茶会記には見当たらなかったそうで、どんな料理なのか興味がわいてきますね。


440年の時を超えた信長の茶会記。これからまた、いろいろなことが明らかになることでしょう。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。



by asanoyayu | 2017-06-29 00:03 | 朝野家・香りの散歩道