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/// この世界の片隅に ///2017.08.02放送分

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

夏になると思い出す、映画や音楽はありませんか。

青空にわきたつ入道雲や、夕立の匂い。何げない景色や香りが引き金になって、映像やメロディーがふっと浮かんでくる・・・そんな経験は、みなさんにもきっとあるでしょう。

昨年の11月に公開され、今も各地でロングラン上映されているアニメーション映画『この世界の片隅に』はご覧になりましたか。昭和20年の広島と呉を舞台にしたこの映画も、世代を超え、国を超えて、たくさんの人の心に深く刻まれる名作になっています。

原作は広島出身のこうの史代(ふみよ)さんの漫画ですが、映画化されたことによって音楽も生まれました。

オープニングに流れるのは、昭和40年代にザ・フォーク・クルセダーズが歌い、シンガーソングライターのコトリンゴさんがカバーした『悲しくてやりきれない』という曲です。

映画を監督した片渕須直(かたぶち・すなお)さんは、コトリンゴさんがささやくように、寄りそうように歌うこの曲を初めて聴いたとき、主人公の心そのものだと感じたとか。そして、映画を観た人の中には、「この曲が流れてきただけで、胸がふるえて目頭が熱くなった」という人もたくさんいます。

一つの映画が、音楽が、72年前の夏を生きた人々のことを、思い起こさせてくれる・・・。映画にも音楽にも、そんな素晴らしい力があるのですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。




by asanoyayu | 2017-08-02 07:18 | 朝野家・香りの散歩道