年末になると色々なお歳暮が届き、舌を賑合せる。
日本酒、漬物、味噌からチョコレートまで・・・。
今日取引先のデザイナーからユニークなものが届いた。
鳥取県『
とうふちくわの里 ちむら』のこだわりセット。彼がデザインを担当しているそうだ。
内容はざるとうふ、もめんとうふ、絹とうふ、ゆずとうふ、ごまとうふ、とうふちくわ蒸し、とうふちくわ焼き、ねぎとうふ、旬かにちくわ、焼鯖ちくわ、焼きえびちくわ、柚子とうふ、生姜とうふ、あごちくわ、チーズっち、まるごと鳥取砂丘らっきょう(かまぼこ かれぎねぎ(きざみ) とことん豆腐通(だし醤油) 昆布・七味セット。
ここ「ちむら」の社長もお友達なのですが、こんなに多くの種類を作っているとは知りませんでした。インターネットでも買うことが出来ます。買ったげてください。
ところで「とうふちくわ」って御存知ですか?
普通は魚のすり身を竹に巻いて、蒸したものもしくは焼いたもの(竹輪)なのですが、とうふちくわは魚のすり身は少しで、豆腐が主体のちくわなのです。ちなみにちむらでは豆腐7に対してすり身は3の割合です。
鳥取県と島根県の一部で食されている食材で、鳥取のスーパーやコンビニも置いてあるご当地グルメなのです。また毎年開かれる「
B級ご当地グルメ B-1」第1回大会みごと金メダルを受賞した由緒正しい食材です。独特の食感とヘルシーが受けています。
なぜ豆腐が竹輪に・・・。
江戸の終わり、鳥取因幡藩主池田公は「魚の代わりに豆腐を食べるように・・・」と、質素な食生活を奨励されました。江戸時代、鳥取藩では漁港の開発が遅れ、川魚を除いては、魚は日常的ではなかったと言われています。ですから、すり身にするような魚も少なく、ちくわやかまぼこも豊富に出来ずに、代わりに豆腐をすり身の代わりに使ったと言われています。
私も小さい時から同じ竹輪でも「あご竹輪(飛魚)」、「かに竹輪」は食べていたのですが、豆腐竹輪は15年ぐらい前にはじめて知りました。
生で食べるのはもちろん、焼いたり、煮物で食べますが、2センチぐらいにスライスして、揚げ物にするのが一番美味しい。昔、給食で出た「竹輪のいそべ揚げ」、豆腐が入った練り物なのでプーゥとふくれてふわふわになります。揚げたてのアツアツを頬張ると最高です。結構簡単に作れて、子供たちからリクエストが多いため、よくシェフをします。
明日帰ってきたらリクエストがありそうだ。