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温泉力15 温泉入浴時の血液・心臓負担

温泉力15 温泉入浴時の血液・心臓負担 _f0112434_028376.jpg「あぁ~」と温泉に入ると血液の循環が良くなります。通常血液は1分間以内に体を一巡しますが、水圧(水の重さ)がかかり、体が縮むため下半身の血液分布は小さくなります。縮み方は水の深さに比例します。深ければ深いほど水圧は高くなります。

肩まで入ると600キロ近い圧力がかかるため、呼吸は荒くなり、脈は速くなります。また戻ってくる血液量は普段より多くなり、心臓は拡大、逆に肺容量は小さくなります。

温泉へ入るときは「かかり湯」や「かけ湯」をすることは大切なことで、浴槽に入る前に体を温泉温度に慣らすことと汚れを落とす2つの目的があります。また特に首周りの頚動脈にかけ湯をすることで事前に温かい血液を脳に送り、血管も広げて急な血圧上昇の準備にもなります。

次に半身浴、全身浴の順で入れば、体への負担は少なくてすみます。湯船では普通は入り口に段があります。ここにかけて半身浴をすると心臓部は水面より外にあるし、温まった血液は循環するので体への負担は少なくなります。かけ湯と同じく、半身浴後に全身浴をすれば安心です。

一番負担のかからない方法は浮身浴ですが、風呂の框に頭を乗せて半身浴から浮力で湯船から腰を上げて浮くと・・・。水圧の無い状態入浴になります。ただ下半身が丸見えになるので、外のお客様がいないときにどうぞ!!。
by asanoyayu | 2008-02-01 00:30