朝野家スタッフのblog

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/// 山陰海岸ジオパークのふるさと自慢養成講座に参加しました ///

/// 山陰海岸ジオパークのふるさと自慢養成講座に参加しました /// _f0112434_02287.jpg10日、山陰海岸ジオパークのふるさと自慢養成講座が新温泉町の浜坂マリンポーチで開かれ、参加してきました。

山陰海岸ジオパークは、地球規模で地質遺産を保全しようという、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の取り組みで、10月20日の国内登録を目指しています。

現在は山陰海岸の他に、糸魚川フォッサマグナや長崎の島原半島など国内5か所が登録を目指していて、委員会で3か所に絞り込まれ、年内に世界ジオパークへ申請され、来年夏にも登録される予定です。

ヨーロッパと中国を中心に57か所しか認定を受けていず、国内登録を受ければ日本初のジオパークになります。観光的にも教育的にも世界から着目されるはずです。
/// 山陰海岸ジオパークのふるさと自慢養成講座に参加しました /// _f0112434_031426.jpg本日の講演は島根大学名誉教授・山内靖喜氏の「日本海の生成・発展と北陸・参院の地質」の基調講演が、行われたあとジオパークについて、馬場町長、谷本先生、三木先生によるパネルディスカッションが行われました。

日本の生成は中国大陸から、地殻変動でちぎれて、その中に日本海が出来た。
/// 山陰海岸ジオパークのふるさと自慢養成講座に参加しました /// _f0112434_035688.jpg日本列島が生まれた仕組みを語ることができる場所であり、浜坂を中心の岩石海岸と鳥取砂丘や久美浜などの変化に富んでいる点など山陰海岸は大事なジオパークに値する。
/// 山陰海岸ジオパークのふるさと自慢養成講座に参加しました /// _f0112434_052055.jpgそのなかで、特に興味深かったのは、旧火山でありながら98度の湯村温泉をはじめ、高温泉が出てるメカニズムでした。

非火山性破砕帯型の温泉で、花崗岩などの古い岩盤亀裂から熱をが伝わり、隣り合わせにある新しい岩盤に水が浸透、地下水を溜める粘土質の岩盤が受け止め、熱と一緒に地表に出てくる。熱水の通り道が湯村温泉である。
/// 山陰海岸ジオパークのふるさと自慢養成講座に参加しました /// _f0112434_062234.jpg図で見ると緑の古い岩盤の横に黄色の新しい地層があり、赤く塗ったいる場所-湯村温泉、浜坂温泉、久美浜と深く、大きな亀裂がある場所に高温泉が出るというものです。

つまり「陥没盆地の縁に名湯あり」と言える。この割れ目は日本海の出来始めのころのものだといわれる。

世界ジオパークの国内申請地域を選ぶ日本ジオパーク委員会尾池和夫委員長(元京都大学総長)は山陰ジオパークにおける湯村温泉などの旧火山の高温泉は、大切なメカニズムの一つであると話されています。
by asanoyayu | 2008-10-11 00:07 | 山陰海岸ジオパーク