朝野家スタッフのblog

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/// 江戸時代にも香りのおしゃれ 2009.12.9放送分 ///

f0112434_11562832.jpgなにかと慌ただしい年の暮れ。その日の疲れを取るためには、ぐっすり眠るのがいちばんですね。

そうは言っても、なかなか寝つけないという方は、おだやかな香りで安眠を誘う、香りじかけの枕を使ってみてはいかがでしょう。
 
ラベンダーやローズなど、心を落ち着けてくれるハーブを詰めたポプリピローは、ヨーロッパではおなじみの安眠グッズ。香りには好みがありますから、自分が心安らかになれる香りを選んで、枕カバーの下にしのばせてみませんか。いくつか試してみて、どの香りがいちばん効果があるか比べてみるのもいいですね。

枕に香りをしかけるというアイデアは、日本にも古くからありました。
江戸時代に流行した香枕(こうまくら)は、箱形をした枕の中に香炉を入れ、箱の上の透かし彫りからたちのぼるお香の香りを楽しんだもの。安らかな眠りを誘うだけでなく、髪に香りを移す道具としても使われていました。

平安時代の貴族は身だしなみとして、着物に香をたきしめる伏籠(ふせご)という道具を愛用していましたが、日本人は昔から、髪にも香りのおしゃれをしていたのですね。

また、香枕は別名、伽羅枕(きゃらまくら)とも呼ばれたそうですが、これは最高級のお香の名前であり、江戸のまちでは当時「素晴らしい」という意味のほめ言葉でもあった、伽羅の名をとったものです。
 
うっとりするほど素晴らしい香りの枕。皆さんも現代のスタイルで、香りじかけの枕を楽しんでみませんか。

*『香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
by asanoyayu | 2009-12-10 00:55 | 朝野家・香りの散歩道