朝野家スタッフのblog

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/// 8/2 湯村温泉で世界ジオパーク認定の現地審査がありました ///

f0112434_16454690.jpg世界ジオパークへの登録を目指している山陰海岸に、世界ジオパークネットワーク(GGN、事務局・パリ)の委員2人が視察のため2日、湯村温泉に来湯されました。
f0112434_16461788.jpg3か月前に、今回の視察の宿泊を知らされてからやっと視察委員の地質学者のパトリック・マッキーバーさん(英国・左)とニコラス・ゾォウロスさん(ギリシャ・右)に会える日がきました。
山陰海岸ジオパークの認証は湯村温泉の観光の目玉となるはずで、10月に世界ジオパーク認定決定されます。
f0112434_1656444.jpg湯村温泉のジオエリア案内を任されたのは、私でなく朝野家女将・朝野まりでした。旅館の女将がご案内することが、この湯村温泉にとってアピールできるとの判断からです。

説明は基本的に英語なので、ここ1週間は2人で明け方の4時過ぎまで、どうすれば歓んでいただけるか、案内の道順は良いかなど検討しました。
折角、遠くからお越しになられるので、楽しんでいただきたいとそこは旅館の亭主と女将の心意気。
f0112434_21485226.jpg結果、スケッチブックを紙芝居のようにして、情報を見でいただき、理解をしていただく方法が一番だという結果になりました。

湯村温泉の泉源は63か所あり、地図の上に赤い丸をつけて表現し、但馬のこの地形が美味しい水を生むこと、、夢千代日記の写真、荒湯玉子と湯がいた玉子の違いなどの写真を用意しました。
後は女将の英語力なのですが、少し話せる所に、たまたま7月後半の9日間、LIONSのホームステーを受けていて、少し英語頭になっていたので助かりました。

女将業を3日間休み、観光の説明をすべて英語になおし、何度も繰り返しながら覚えていきます。テレビも音楽も英語漬けの毎日、2人の会話も半分英語でした。
f0112434_16592187.jpgスケジュール通り、16:00にポケットパーク到着。
心配して見に来ましたが、バスから最初に降りてきたパトリックさんに挨拶した時、笑顔を見て「大丈夫!!」と安心しました。早速ギャグを言ってたみたいです。
f0112434_1735489.jpg湯村温泉の源泉では、自噴していること、1200年前から温泉を炊事・洗濯など暮らしの中にとけ込んでいることと、飲用するとメタケイ酸の力で胃粘膜が保護されることなどの効能、荒湯の温泉エネルギーを自然の発電所にたとえると15.700Kwになることなどを紹介しました。
f0112434_1752281.jpg荒湯玉子と鍋で湯がいた玉子の違いなどの写真を見せながら、湯で玉子にも挑戦してもらいました。
f0112434_178414.jpg足湯に入ると、温められた血液は1分間で体中を駆け巡り、温泉に入った効果と同じと説明。
f0112434_1712593.jpg杜氏館では、日本海と但馬の地形が雨を呼び、美味しい水をつくる。また雪がたくさん降るから出稼ぎに酒造りに行かなければならないこと。
美味しい水は但馬牛や美味しい地酒を育んだことの説明では、但馬牛の放牧や但馬ビーフ・杜氏の酒造りの写真を見せながら話し、説明の途中で「その酒を今日は出してくれるんだよね」と視察委員からつっこみも・・・。

大笑いの中、夢千代館へ。

途中、肉屋を見つけ、「但馬ビーフはまだ」に勝手に入って行き、「これがその美味い肉か?、当然、この肉も今晩の料理に出るんだね」とまた、大笑い。「of course!」ですよ、自慢の一品ですから・・・。

f0112434_21514440.jpg夢千代館には入りませんでしたが、夢千代の体内被爆のことや広島に温泉と折り鶴と浄財を20年間、持って行ってることも説明しました。

さらに湯村は平和を愛する町なんだ、夢千代日記のおかげで私たちはより人を愛せることを学んだし、原爆や核兵器のない世界が大切とアピールしました。
f0112434_18201864.jpg足湯あおぎりの湯の由来では、原爆投下後何もなくなった広島市内で一番最初に芽をふいたのがあおぎりで、その2世を平和のシンボルとして、広島からいただいたことを話すと、感心して写真を撮っていました。
f0112434_1720527.jpgポケット広場について、最後に伝えたいことをもう一度しっかりとお伝えてくれました。
この湯村温泉は・・・1200年前から 自噴している温泉である事、けっして人が掘った温泉ではなく、地球を傷つけていないこと。
住民は1200年前からお風呂に入浴するだけでなく、生活の一部(料理・洗濯)として共有してきている事なんです。しかも一部の人だけが使用するような利用の制限はなく、観光客を含めみんなが利用出来ること。

そして・・・[今後の私たちの目標]として
この素晴らしい大地のエネルギーと、もっと自然環境を守る為にも さらに一歩進んだ形で利用しなければいけないと考えてます。
朝野家が現在行っているいる温泉熱を利用して冷・暖房のエァーコンディショナーの取り組みを地域全域で取り組みたい。
地熱を利用して医療や健康増進として岩盤浴や地熱サウナ、産業の一例として乾燥しいたけなど。
温泉の飲用をヨーロッパのようすすめること。
温泉の熱を電化で石油を使わず、発電所に頼らない電気発電の利用で、地球環境に優しい町にしていきたい。
そして・・・ジオの力の素晴らしさをこの小さな町から・・・世界の人に情報を発信して、見に来て頂きたいです。と締めました。
f0112434_17242730.jpg終始、最後まで笑顔が見えたご案内で、女将もやりきって満足の様子でした。
by asanoyayu | 2010-08-03 17:26 | 山陰海岸ジオパーク