国連教育科学文化機関(ユネスコ)が支援する世界ジオパークネットワークは3日、ギリシャで開かれているヨーロピアンジオパーク会議で
山陰海岸ジオパークの加盟を認定した。
世界ジオパーク(GGN)の加盟登録は日本国内では、洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原・雲仙(長崎県)に続く4例目になり、山陰海岸の世界発信、観光誘致が期待されます。
わが新温泉町の前馬場町長が提案し、但馬に、丹後に、鳥取を共同体組織の「山陰海岸ジオパーク推進協議会」が出来ました。
山陰海岸ジオパークは山陰海岸国立公園を中心とする地域で、京丹後市の経ヶ岬から鳥取市白兎海岸までは、日本列島がアジア大陸の一部であった時代の岩石から、今日に至るまでの経過が確認できる貴重な海岸です。また湯村温泉や城崎温泉も含まれます。
=速報 祝!! ついに山陰海岸ジオパークは世界ジオパーク(GGN)に加盟しました=
平成22年10月1日(金)から10月5日(火)までの期間で開催されている、ヨーロピアンジオパーク会議(場所:ギリシャ・レスボス島)の会期中に実施されたGGN会議において、平成22年10月3日(日)に、山陰海岸ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟が認定されました。
このことについての当推進協議会・中貝宗治会長(豊岡市長)のコメントは以下のとおりです。
●中貝会長コメント(2010.10.04.00:38事務局発表)
世界ジオパークネットワークへの加盟が決定し、本当に嬉しい。
自分たちの地域を見つめ、誇りに思い、世界にアピールしようという住民と行政が一体となった活動の成果だ。今後さらに山陰海岸ジオパークとしての連携を深め、世界ジオパークの名に恥じない、質の高いジオパーク活動を推進していきたい。加盟に向けてそれぞれの立場でご尽力・ご協力をいただいた方々に心から感謝を申し上げる。
これまでの経過
平成21年6月18日 世界ジオパークネットワーク候補地申請
7月10日 第5回日本ジオパーク委員会でのプレゼンテーション
9月10日~11日 日本ジオパーク委員会現地視察
10月28日 第6回日本ジオパーク委員会で世界ジオパークネットワーク国内候補地に選定
12月1日 世界ジオパークネットワーク申請書(英文)提出
平成22年8月1日~4日 世界ジオパークネットワーク委員による現地審査
平成22年10月4日 世界ジオパークネットワーク委員にて加盟認定
加盟だけでは何も起こりません。折角、世界に対して情報を発信するチャンスです。
ジオパークは世界遺産のように保護を目的にしたものでなく、学術的に、観光などに利用することが目的です。加盟が許されたわけですから、これからがスタートです。
世界ジオパーク一のポスピタリティーのジオパークを目指すべきです。