(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
手のひらに伝わる木の温もりと、木の香りに心ひかれて、趣味で木彫りをはじめる人が増えているそうです。
ここ数年の仏像ブームもきっかけになったようで、自分で小さな仏像を彫ってみたいと、教室の門をたたく人も多いのだとか。彫刻刀やノミを使って、木の中から新たな命の形を彫り出す・・・。
仏像に限らず、木彫りの虜になった人たちは、そんな喜びを実感しているのでしょうね。
こうした木彫りの作品、木彫(もくちょう)の中でも、暮らしに温もりや安らぎを与えてくれる作品を全国から公募した展覧会が、兵庫県養父市(やぶし)で開催されます。
平成6年にスタートし、今年で18回目を迎える『木彫フォークアート・おおや』。
日本文化の原点ともいえる木を素材とした、身近で親しみやすい彫刻を「木彫フォークアート」と名づけた、この公募展には毎年多くのファンが訪れています。
笑顔を誘うかわいい作品をはじめ、どこか懐かしい匂いがするものや、ちょっと不思議な世界を醸し出しているもの。題材はバラエティに富んでいて、なかには「これも木で出来ているの!?」と驚くような作品も。
歴代の入選者の中には、受賞をきっかけに木彫作家として活躍の場を広げている人もいるそうです。
9月23日から、兵庫県養父市のおおやホールで開催される『第18回木彫フォークアート・おおや』。皆さんも、お出かけになってみませんか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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