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/// 着物の着こなしのコツは? /// 2013.5.29放送分 

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(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

今日5月29日は「呉服の日」です。

5・2・9(ご・に・きゅう)で「ごふく」という語呂合わせの記念日だそうですが、皆さんにとって、着物は身近な存在ですか。それとも、なかなか着る機会のない特別なものですか。

東京・浅草で生まれ育った沢村貞子(さわむら・さだこ)さんは、いつも着物を粋に着こなしていた女優の一人です。文筆家でもあった沢村さんは、着物についてのエッセイも数多く書いています。

明治生まれのちゃきちゃきの江戸っ子で、仕事も家事もきっちりこなす。そんなイメージの沢村さんですが、「着物の着こなしのコツは?」と聞かれたら「気楽に着ること」と答えたそうです。

詰めものをして紐をぐるぐる巻いたのでは、息苦しくて食べ物も喉を通らない。そばにいる人も辛くなる。それでは、美しく見えるわけがない。着物で美人になろうなどと高のぞみはせず、ほんの少しだけ、きれいに見えればそれで結構・・・そんな気持ちで楽に着ましょうとアドバイスをしています。

着物の中でカラダが動く程度に腰紐を低くしめ、ゆったりと衿を合わせるのが、沢村さん流の着こなし。それは、普段から着慣れているからこそ粋に見えるのかもしれませんが、最初から完璧に着こなそうとは思わず、肩のチカラを抜いて着てみるという心持ちは、お手本にしたいですね。

「呉服の日」の今日、箪笥に眠っている着物や浴衣があれば、姿見の前で袖を通してみませんか。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2013-05-29 00:02 | 朝野家・香りの散歩道