(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
今年も「敬老の日」が近づいてきましたね。
「おじいちゃん、おばあちゃん、いつもありがとう。いつまでも元気でいてください・・・」という思いを込めて、温泉旅行をプレゼントするご家族も多いようです。
温泉につかって若々しさに磨きをかけ、親子三代で一緒に楽しむこともできる旅は、もらってうれしい最高のプレゼントではないでしょうか。
山陰には温泉がたくさんありますから、移動にあまり時間をかけず、近場でゆっくり過ごしてもらうプランもいいですね。旅館に泊まったことがないお孫さんとの旅なら、日本の伝統的なおもてなしを体験させてあげるいい機会になるかもしれません。
床の間に飾られた、季節の花や掛け軸などのしつらい。洋風の生活に慣れている子どもたちには、畳の上に座布団を敷いて座ることさえ、新鮮かもしれませんね。
海の幸、山の幸のご馳走をいただいて、食べ物には「旬」があることを教えたり、抹茶のもてなしがある旅館なら、ちょっとした茶道の体験もできるでしょう。
3歳くらいの子どもでも、大人の真似をしながら小さな手で茶碗をしっかり持って、お茶を飲む姿はほほえましいものです。そして、旅館に漂うお香も、日本の香り文化に親しむきっかけになるのではないでしょうか。
親子三代で楽しむ温泉旅行は、おじいちゃんおばあちゃんからお孫さんへ、日本文化の素晴らしさを伝える旅になりそうですね。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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