(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
今日5月7日は「コナモンの日」。5(ゴ)と7(ナナ)でコナ、という語呂合わせの記念日ですが、そもそも「コナモン」とは何?という方もいらっしゃるでしょう。
コナモンとは、小麦粉や米粉など、粉を使った料理のことです。
コナモンという言葉の発祥の地といわれる関西では、主にたこ焼きやお好み焼きのことをそう呼ぶようですが・・・皆さんはコナモン聞いて、どんな料理を思い浮かべますか?
パンやうどん、そば、イタリア料理のピッツァやパスタ、中華料理の餃子やシュウマイなどもコナモンですね。スイーツまで加えると、粉を使った料理は星の数ほど。コナモンなくして世界の食文化は成り立たない、と言っても大袈裟ではないかもしれません。
日本では、石で作った「ひき臼」という道具の登場によって、穀物を粉にして食べる粉食(ふんしょく)が発達したといわれています。この臼の原型は飛鳥時代に伝来しや麦などをひいて粉にする道具として庶民に普及したのは、江戸時代の中頃だとか。
以来、昭和20年代頃までは、一般家庭でも普通に使われていました。臼を回すゴリゴリという音や、ひきたての粉の香りを、懐かしく思い出す方もいらっしゃるでしょう。
さて、今夜はどんなコナモンをいただきましょうか。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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