田舎で頑張る宿とお店の集客サポート「今井ひろこドットコム」、コムサポートオフィスの今井さんの講演会で、
朝野家のジオガイドの取組が紹介されました。
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『12/6(日)天草ジオパーク祭の講演会に登壇!<下> 』
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昨日のお話の続きです。12/6(日)天草でジオパーク講演会に登壇して、ジオツーリズムの項では新ネタをお話させて頂きました。今日はジオガイドを自社で養成した旅館のお話です。
従業員をジオガイドに育てた旅館「朝野家」さん・・・。
ジオガイドを自社の従業員対象に養成した湯村温泉の旅館「朝野家(あさのや)」さん。源泉の温度は98度。火山も無い場所ですが、断層から熱湯の温泉水が湧き、昔むかしから生活の中に温泉が普通にある湯治場です。朝野家さんをはじめ、複数の大型旅館が競合しながらも、皆さんでまちおこしをなさっている観光地です。
しかし、昨年夏の法改正で貸切バスの料金設定が変わり、バス料金が倍ほどに跳ね上がる事態に。長距離バスツアーが激減したのです!宿独自の強みが無ければ、自分の宿だけでなく湯村温泉にも団体バスツアーが来なくなるという危機感の中で、朝野家の朝野社長さんが従業員20名弱にジオガイド講習を行い、ガイド登録をされました。
その理由は従業員が団体宿泊客に無料でガイドを行うことが「朝野家の強み(唯一化)」となり、朝野家の宿泊客を増やすことが出来ると朝野社長さんが考えはったからです。
バスの到着を早めてバス料金を抑え旅行会社の利益を確保。知的好奇心旺盛なシニア客が多い団体旅行客で、かつ無料だから、気軽にガイドを楽しめるのです。事実、マスコミの取材を多数受けただけで無く、宿へ団体宿泊客が増え始めたそうです。副次的な効果として、従業員のコミュニケーション能力も高くなり、お客様からのクチコミやアンケート結果も好評なのだそうです。
社長自らも予定が空いていればガイドをされます。朝野さんのガイドは、小さい頃のお話から、生活の中のお湯の話まで、深く広く話されます。途中で卵を作ったり、野菜を湯がくときの灰汁が抜ける話、美肌の湯の理由なども楽しいですよ。
その上、湯村温泉全体で行っている「ハートを探せ!」というハートの形をしたものをお客様に探して頂くなど、飽きないツアー構成です。ぜひ、お泊まりになって、ガイドも料理も温泉も愉しんで下さい。お風呂はすごい広くてのんびり出来ますよー!
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