(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
今日、3月9日は、日本雑穀協会によって制定された「雑穀の日」です。
日付の由来は語呂合わせだそうですが、3(さん)と9(きゅう)でサンキューの日でもあり、五穀の恵みに感謝して、雑穀の素晴らしさを伝える日だとか。
五穀の恵みの「五穀」という言葉は、五種類の穀物という意味ですが、穀物全般の総称としても使われます。五穀の恵み、五穀豊穣は、すべての穀物が豊かに実ること。その中には、粟(あわ)や黍(きび)、稗(ひえ)、はと麦など、はるか昔から栽培されてきた「雑穀」と呼ばれるものがたくさんあります。
大地の匂いがするような雑穀は、やせた土地でも栽培できる力強い作物が多く、ビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含む健康食材としても注目されています。ラジオをお聞きのみなさんの中にもきっと、雑穀を日々の食事に取り入れている方がいらっしゃるでしょう。
雑穀の記念日をつくった日本雑穀協会では、2011年に「日本雑穀アワード」を創設。それぞれの雑穀が持つ特徴を生かして、おいしさを伝える優れた商品を表彰しています。
一昨年からは、雑穀を原料に使ったパンやスイーツ、おにぎり、惣菜、スープなどを審査して表彰する「デイリー食品部門」も新設されました。
こうした活動が実を結んで、雑穀のおいしさを実感できる商品が、たくさん生まれるといいですね。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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