今テレビを見ていたら、温泉のビトグラムが変わるかもしれない?政府がオリンピックに向けて、検討しているというニュースが出ていました。
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私たちにはなじみのある「温泉」のマーク。日本に来る外国人が増える中で、このマークが変わるかもしれません。こちらのマークはトイレ、こちらの記号は非常口。このような記号を『ピクトグラム』と言います」(記者)
街中や案内板などで見かける場所を示す記号、「ピクトグラム」と呼ばれます。この「ピクトグラム」の共通規格について、経済産業省は7日から見直しを始めました。目的は、急増する外国人への“おもてなし”です。
「駅の表示は、もっと分かりやすい方がいいと思う」(台湾からの客)
たとえば、日本人にはすぐに「温泉」だとわかるマーク。外国の観光客は・・・
「食べ物ですか?」(オーストラリアからの客)
「多分ラーメン?ヌードル?」(フランスからの客)
外国人から「温かい料理を出す店」とか、ラーメン店と勘違いされる可能性があるといいます。
日本では施設などの案内所を示すマークですが・・・
「全然分からない」(ネパールからの客)
海外では、案内所はインフォメーションの頭文字の「i」のマークで表します。
そもそもピクトグラムが日本で普及したのは、1964年の東京オリンピックがきっかけです。外国人が少なかった当時の日本で問題となったのが言葉の壁。「電話」や「お手洗い」といった文字による案内では外国人が困ってしまうということで、ピクトグラムが急速に普及しました。
「日本のマークは分りやすい」と、世界的にも評価されていて、非常口のマークは日本で生まれたものが国際規格となっています。とはいえ、2020年の東京オリンピックに向けて外国人にさらに分りやすい“おもてなし”をということで、今回の見直しでは、「温泉」を表す記号には、「温泉に入る人」を加えることなどが検討されています。そのほか、イスラム教徒が利用する祈祷室や、表現方法が統一されていない無線LANなどの記号なども共通の規格を検討します。
オリンピックに向けて新しいピクトグラムが街中にお目見えするかもしれません。