(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)
夏休みの自由研究は何にしようか・・・と、まだ迷っている子どもたちがいたら、「香り」をテーマにしてみませんか。
花の香り、海の香り、森の香り。身近な場所で観察できる、自然の香りはたくさんあります。いつもは何気なく見ていたものでも、どんな香りがするのだろう?と鼻を近づけてみたら、新しい発見があるのではないでしょうか。
また、もっと身近な場所でも、テーマになりそうな香りは見つかります。その場所とは、家の台所、キッチンです。
キュウリやトマトなどの夏野菜。スイカやブドウなどの果物。そうめんや冷や奴の薬味に使われる青じそやミョウガなどの香草も、夏のキッチンにはいろいろストックされていることでしょう。こうした食べ物の香りを実際に嗅いでみて、それがどのような成分でできているのか。調理する前と後では、香りがどのように変化するのか。調べてみるのも、おもしろそうですね。
食べ物のおいしさを感じるのは、味覚だけでなく嗅覚が深く関わっているといわれています。同じ料理でも、鼻をつまんで食べてみると、おいしさに差が出ることを実感できるかもしれません。
このように、ちょっと想像してみただけでも、楽しい自由研究になりそうな気がしませんか。子どもたちだけでなく、大人のみなさんも、この夏は、身近な香りの魅力を再発見してみてはいかがでしょう。
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『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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