朝野家スタッフのblog

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/// 朝香宮邸の香水塔 ///2018.05.23放送分


(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

おもてなしの国といわれる日本には、国の迎賓館が二つあります。

明治時代を代表する洋風建築で国宝にも指定されている「迎賓館 赤坂離宮」と、平成17年に開館した和風建築の「京都迎賓館」。どちらも一般公開されているので、参観された方もいらっしゃるでしょう。

そして、もう一つ。赤坂離宮が迎賓館になる前に、日本初の迎賓館として使用されていた建物が、今もあることをご存じでしょうか。

大正14年、パリで開催されたアール・デコ博覧会を訪問した日本の皇族、朝香宮(あさかのみや)ご夫妻が、その美しさに魅せられて、フランス人の芸術家に部屋の設計を依頼したといわれる邸宅で、現在は東京都庭園美術館として一般公開されています。

そこに至るまでにはさまざまな歴史があり、昭和30年から20年間、国の迎賓館として使用されていました。

その東京都庭園美術館では、6月12日まで『旧朝香宮邸物語』と題した建物公開展が開催されています。建物に足を踏み入れると、そこは美しい装飾が施されたアール・デコの世界。なかでも目をひくのが、「香水塔(こうすいとう)」と呼ばれる白い大きなオブジェです。

朝香宮邸だった時代には、噴水として使われていたそうで、水を流しながら香水の香りを漂わせていたという逸話から、香水塔と呼ばれるようになったとか。今では水も香水も使われていませんが、訪れた際にはぜひ、部屋に漂う香りを想像しながら、美しい建物の歴史に思いをはせてみませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。


by asanoyayu | 2018-05-23 16:18 | 朝野家・香りの散歩道