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/// 精進揚 ///2019.08.14放送分

/// 精進揚///2019.08.14放送分

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(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)


お盆休みにラジオを聴いてくださっている方も多いことでしょう。

さて、皆さんは「盆と正月が一緒に来たよう」という言葉から、どんな光景を思い浮かべますか。楽しいことが重なってワクワクするときも、あれやこれやと忙しくて目がまわりそうなときにも、この言葉は使われますね。

家族や親戚と囲む、にぎやかな食卓の光景を思い浮かべた方。そこに並んでいるのはきっと「盆と正月が一緒に来たようなごちそう」ではないでしょうか。

お盆の食卓には精進料理を・・・というお宅では、野菜を使った料理、たとえば「精進揚げ」とも呼ばれる野菜の天ぷらが、並んでいるかもしれませんね。

胡麻油を使ってカラッと揚げる天ぷらの歴史は、江戸時代の屋台からはじまったと言われています。香ばしい匂いに誘われて、「ちょいと食べて行こうかな」と立ち食いができる、いわば江戸っ子のファストフードでした。

そのころ、胡麻や菜種から油をしぼる技術が発達して、食用油の生産量が増えたことも、天ぷらの普及にひと役買ったとか。

人気のネタは、海老や穴子など江戸前の魚介を揚げたもので、胡麻油の香りは、魚の臭みを消す役目も果たしていました。その当時から、野菜を揚げたものは「精進揚げ」と呼ばれて、魚介の天ぷらとは区別されていたようです。


こんな話をしていたら、揚げ立てのアツアツを、サクッと食べたくなりそうですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。



by asanoyayu | 2019-08-14 07:15 | 朝野家・香りの散歩道