朝野家では珍味や料理を高島屋、阪急百貨店で販売していただいているのですが、このたび、ちりめん昆布(いか・たら・紫蘇・オリジナル)4種を発売することとなりました。
勉強のために、専務が仲良くさせていただいている
たつの市・炭屋の「いかなごくぎ煮と御所えび紅梅煮」を買ってきました。
炭屋さんは天明八年(一七八八年)創業の老舗で、水揚げされたピチピチいかなごを、龍野の天然醸造醤油で長時間かけて煮込みます。くぎ煮とは煮あがった姿が釘のような形をしているところから、「くぎ煮」の名がつけられております。
料理方法は色々ですが、関西(阪神間とくに神戸から播州にかけて)では春の風物詩として、くぎ煮は各家庭で作られます。
炭屋では、工場直結の荷揚げ桟橋をもち、網揚げ30分以内に調理開始しします。調味料は 醤油とざらめ砂糖、生姜だけで調理し、いかなごもふっくらしていて、とても柔らかく、形も煮込みすぎて小さくなっていません。
家庭で作ると飴状で甘くなりすぎるのですが、さっはりとした甘さで、いらくでも食べられそうです。
御所えび紅梅煮はさくさくと歯ごたえを残しながら、えびの風味が口いっぱいに広がります。紅梅煮とは梅を使っているわけではなく、炊いた素材が赤くなる場合に使われます。