朝野家スタッフのblog

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カテゴリ:朝野家・香りの散歩道( 470 )

/// 焼き芋ブーム ///2018.11.14放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

寒さが身にしみる季節になると、どこからともなく聞こえてくる石焼き芋の売り声。

新聞紙に包んでもらったアツアツの焼き芋を手で割ると、ほっこりした湯気と一緒に甘い香りが鼻をくすぐる・・・昭和生まれの方には、懐かしい思い出かもしれませんね。

そんな焼き芋の人気が復活して、専門店ができるほどのブームになっていることをご存じですか。美容にも健康にも良さそうな天然のスイーツとして、女性たちを中心に見直されているようです。

ひと昔前までは、「ほくほく」というイメージだった焼き芋ですが、今では「ねっとり」や「しっとり」など、さまざまな食感の焼き芋を味わうことができるようになりました。

平成の焼き芋ブームは、安納芋(あんのういも)が火をつけたと言われています。安納芋は、鹿児島県の種子島で栽培されているサツマイモで、焼き芋にすると蜜があふれるほど、ねっとり濃厚な甘さに。「焼くだけでスイートポテトのような味になる」というファンも多いそうです。

この安納芋に刺激を受けて、甘さを追求した新しい品種のサツマイモが次々に誕生し、焼き方のバリエーションも広がっています。

昔ながらの石焼きだけでなく、壺の中でじっくり時間をかけて焼く、壺焼きなども人気だとか。 これからの季節はさらに、おいしくなりそうな焼き芋。みなさんは、「ほくほく」派ですか?それとも、「ねっとり」派ですか?

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2018-11-14 07:27 | 朝野家・香りの散歩道

/// 冬の香近し ///2018.11.07放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

今日は「立冬」です。暦の上では冬の気配が現れるころ。

俳句の世界では、「冬立つ」「冬来たる」「冬に入(い)る」という季語も、立冬を表しています。また、立冬の朝のことを「今朝の冬」という、なんとも美しい響きの季語もあり、日本語は本当に豊かですね。

立冬は、木枯らしが吹きはじめる季節ではありますが、地域によっては、まだ秋の盛り。明治時代に活躍した俳人、正岡子規(まさおか・しき)は、立冬に寄せてこんな句を詠んでいます。

 菊の香(か)や 月夜ながらに 冬に入る

菊の香りが漂う月のきれいな夜だけど、もう冬に入(はい)ったのだなぁ・・・と、季節の移り変わりの早さを詠んだ句です。実は、この句にある「菊」と「月夜」は秋の季語で、「冬に入る」は冬の季語。

このように、異なる季語がいくつも使われている句は珍しいようですが、それも、秋から冬への変わり目に詠まれた句ならでは。ましてや、季節の境目がより一層わかりにくくなった、昨今の気候に慣れた私たちには、共感しやすい句かもしれませんね。

 菊の香や 月夜ながらに 冬に入る


立秋の今日。もしも、きれいな月が出たならば、この歌を思い出しながら眺めてみませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供​で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。


by asanoyayu | 2018-11-07 07:00 | 朝野家・香りの散歩道

/// 「匂い」と「香り」 ///2018.10.31放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

この番組で、たびたび口にする「匂い」と「香り」という言葉。みなさんは、それぞれの由来をご存知でしょうか。

実は、この2つの言葉はもともと、鼻で感じる嗅覚を表すものではありませんでした。

「匂う」は本来、「色が美しく映える」という意味の言葉で、『万葉集』の時代には、花が美しく色づくことを、「咲きにほふ」と表現しました。

それが転じて、色彩だけでなく、香りが目立つという意味にも使われるようになったとか。いずれにしても、好ましいものに対する褒め言葉だったのですね。

一方の「香り」は、煙や霧などが立ちこめて、あたりに気が漂うことを意味する言葉でした。

また、顔立ちが美しく、艶やかな人を形容するときにも、「香る」という言葉を使ったそうです。

これらの由来については、さまざまな説があるようですが、「匂い」が色について語る言葉で、「香り」が漂う気や人の容姿などを表す言葉だったとしたら・・・昔の人々は、嗅覚を表現するために、どのような言葉を使ったのでしょうか。

その代表が、香りの「香(か)」と書く、一文字、一音節の言葉だったそうです。

主に植物の香りについて使われ、なかでも梅の花や橘(たちばな)の香りは、「梅の香(うめのか)」「花橘の香(はなたちばなのか)」と、もてはやされたそうです。

こうして、香りにまつわる言葉に思いを馳せると、なんだか幸せな気分になりませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-10-31 18:38 | 朝野家・香りの散歩道

/// 2020年の東京オリンピック ///2018.10.24放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

1964年の今日10月24日、ある歴史的な国際イベントがフィナーレを迎えました。そのイベントとは、日本で初めて、アジアの国でも初めて開催されたオリンピックです。

10月10日から15日間にわたって繰り広げられた東京オリンピックの閉会式が、この日、夕暮れの国立競技場で行われました。

戦後の復興を遂げた東京を舞台に、さまざまなドラマを生んだ平和の祭典にふさわしく、なごやかな閉会式だったことが、今も語り継がれています。

緊張した空気の中で開催された開会式では、選手団が国や地域ごとに整然と並んで入場し、競技場のトラックを行進しました。閉会式でも、当初は同じような演出が考えられていたそうです。

ところが、蓋を開けてみると・・・閉会式が始まった途端、いろいろな国や地域の選手たちが入り混じって、笑顔をたたえながら入場してきたのです。肩を組んで歩いたり、写真を撮り合ったり・・・その光景を目の当たりにした実況アナウンサーは、こんな言葉で感動を伝えました。

「国境を超え、宗教を超えました美しい姿があります。このような美しい姿を、見たことはありません」。今ではおなじみの閉会式の光景ですが、当時の人々は、国や地域の代表として競い合った選手が、和気あいあいと歩く姿に驚き、胸が熱くなったのでしょうね。

さて、2020年の東京オリンピックでは、どのようなドラマが生まれるのでしょうか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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by asanoyayu | 2018-10-24 07:36 | 朝野家・香りの散歩道

/// ヒュッゲなライフスタイル ///2018.10.17日放送分



(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

秋が深まる季節になると、ぬくもりを感じる物や人が恋しくなりませんか。

冬が長い北欧の国々では、家で過ごす時間が長いので、ゆったりとくつろぐことのできるインテリアが生まれたといわれています。肌の温もりを感じる家具や、自然をモチーフにしたテキスタイルなど、北欧スタイルのインテリアは日本でも人気がありますね。

そして、世界で最も幸福度が高い国と言われるデンマークで、昔から大切にされてきた「ヒュッゲ」と言う言葉にも、世界の人々から熱い視線が向けられています。

「ヒュッゲ」とは人と人との触れ合いから生まれる、暖かで居心地の良い雰囲気といゆう意味だとか。例えば好きな人と好きなものに囲まれて過ごす時間と空間は、それだけでもう最高に「ヒュッゲ」でしょう。

寒い季節は特に家の中が快適であれば、巣ごもりする感覚でゆったり楽しく暮らせることを、デンマークの人々は知っているのです。

この「ヒュッゲ」なライフスタイルを、世界に広めるきっかけを作ったのはイギリスのジャーナリストだと言われていますが、日本でもいちはやく「ヒュッゲ」に共感した人々がいました。

デンマークの伝統的なペストリーを日本に紹介したパン屋さんで1980年代にはすでに「ヒュッゲ」をお手本にした心豊かなライフスタイルを提案しています。

寒い国で幸せに生きる人々のように、居心地の良い時間や空間を大切な人と共有できたら素敵ですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供​で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。


by asanoyayu | 2018-10-17 07:19 | 朝野家・香りの散歩道

/// 日々是好日 ///2019.10.10放送分



(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

スクリーンから抹茶や炭の香りが漂うような映画が、10月13日に全国公開されます。タイトルは『日々是好日(にちにちこれこうじつ)』。

主人公の黒木華(くろき・はる)さんに、一から茶道の手ほどきをする師匠役で、先月、75歳で他界された樹木希林(きき・きりん)さんが出演されています。

意外なことに、樹木さんはこの映画と出会うまで、お茶の稽古をした経験はなかったそうです。

撮影までにお点前の特訓をしたそうですが、そうとは思えない自然な身のこなしや雰囲気は、さすが芸達者な俳優さん。私生活でも着物や骨董に親しんでいたという、樹木さんの普段の暮らしぶりも、その佇まいに表れているのでしょう。

樹木希林さんは、山陰にもゆかりのある方です。湯村温泉を舞台にした昭和の名作ドラマ、『夢千代日記』のシリーズすべてに出演されていました。吉永小百合(よしなが・さゆり)さん演じる夢千代が営む置屋で、ともに支え合いながら生きている芸者・菊奴(きくやっこ)の役を、とてもチャーミングに演じられていました。

世話好きで人間味あふれる菊奴は、樹木さんのイメージそのものだったのかもしれません。菊奴が三味線を弾きながら歌った、鳥取県の民謡「貝殻節」は、このドラマがきっかけで全国的に知られるようになった・・・というエピソードも残っています。

お茶の映画『日々是好日』で、樹木さんに会えるのが楽しみですね。

『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-10-10 07:26 | 朝野家・香りの散歩道

/// 不昧公の精神を受け継ぐ ///201810.03放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

松平不昧公の没後200年に当たる今年は、お茶に関するイベントが数多く催されていますね。島根県立美術館では、大名茶人と呼ばれる不昧公の足跡を辿り、その功績にあらためて目を見張る展覧会が開催されています。もう、ご覧になりましたか。

国宝や重要文化財に指定されている茶道具が展示されるなか、不昧公直筆の書に目を止める方も多いとか。

茶の湯の本意について、不昧公は、こんな一文を残しています。

「時世のうつりゆきをわきまえず、

 一つ所に足を止めて移行を知らざ

 るものは生涯の下手と申すべき也」

時代の好みや思想の変化を意識することなく、「これまではこうだったから」と足を止め、ただ守るだけの茶は最もつまらないと、慣習にとらわれず、時代と共に変わっていくことをすすめています。

いい道具や美術品を見極める目利きの素晴らしさで、わが国の文化財保護を先駆けるコレクターになり、茶道具や和菓子づくりを奨励して、松江藩の財政危機を立て直すなど・・・時代を先取る革新的なことを成し遂げた、不昧公らしい言葉ではないでしょうか。

そして、200年の時を超えた今、不昧公の精神を受け継ぐように、自由なスタイルでお茶を楽しむ人たちが増えつつあります。茶籠に道具を入れて持ち歩けば、どこでも茶会ができるという、そんな気軽なお茶との付き合い方も、素敵ですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供​で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-10-03 07:05 | 朝野家・香りの散歩道

/// 秋は散走がおすすめ ///2018.09.26放送分

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(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)


九月も、あとわずか。いつもの散歩道も、秋の気配が色濃く、そして、香り高くなってきたような気がしませんか。


歩きながら、ふと、季節の移ろいに気づく・・・これも散歩の楽しみの一つですが、近ごろは、散歩をするように自転車を走らせる「散走(さんそう)」を楽しむ人が増えているようです。


散歩の「散」に「走る」と書いて散走。もともと、この言葉には「ちりぢりになって走り逃げる」という意味があるのですが、今では、自転車の新しい楽しみ方を表す言葉として、定着しつつあるようです。


目的地に向かってひたすらペダルをこぐのではなく、あちこち寄り道をしながら、のんびり、ゆっくり、気ままに走る。そんな自転車との付き合い方を、「いいね」と共感する人たちの輪が広がって、日本各地で散走イベントも開催されています。


もちろん、山陰にも、散走にぴったりの道や街並みがたくさんあります。潮風の香りを感じながら、海沿いいの道を走ったり、細い路地をぬけて、歴史ある建物をめぐってみたり、「食べ歩き」ではなく「食べ走り」を楽しんでみたり・・・行く先々で、その日の気分で、さまざまな散走コースが発見できそうですね。


散歩よりも、ちょっと遠くまで行けて、幅広い世代の人たちが気軽に楽しむことができる散走。


この秋、みなさんも、はじめてみませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-09-26 07:00 | 朝野家・香りの散歩道

/// 香のつく名字 ///2018.09.19放送分

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(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌) 

明治3年の9月19日、すべての人が、苗字を名乗ることを許されました。それまでは、貴族や武士など、特定の人々しか苗字を持つことができなかったのです。という訳で、今日9月19日は、「苗字の日」という記念日になりました。


日本人の苗字は、30万種類以上あると言われています。この数字には諸説あるようですが、それにしても大変な数ですね。

香りの話題をお届けしているこの番組にちなんで、「香り」という漢字がつく苗字を調べてみたのですが、それだけでも実に多彩です。

香る山と書いて「香山(かやま)」さん。香る川で「香川(かがわ)」さん。香る月(つき)と書く風流な苗字の「香月(かづき)」さんは、「香月(こうづき)」さんと読む方もいらっしゃるでしょう。

そして『朝野家・香りの散歩道』の「朝」と「香り」を組み合わせた、「朝香(あさか)」さんという苗字も見つけました。

朝香と言えば、明治時代に創設された朝香宮(あさかのみや)という皇族の宮家をご存知でしょうか。この番組でも紹介したことがある東京都庭園美術館は、もともと朝香宮家の邸宅でした。アール・デコの館とも呼ばれる美しいこの邸宅には、西洋文化の香りが漂っているような気がします。

「香り」という字に限らず、苗字にはそれぞれに歴史や意味があるようです。「苗字の日」の今日、みなさんも先祖からのメッセージを読み解いてみませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-09-19 06:59 | 朝野家・香りの散歩道

/// 未来の公園 ///2018.09.12放送分

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(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

緑ゆたかなまちづくりをめざして、昭和58年から全国各地で開催されている、花と緑の博覧会「全国都市緑化フェア」。平成25年には、鳥取県でも開催されましたね。

今年は9月14日から、『山口ゆめ花博』と題して、山口県で開催されます。


テーマは「山口から開花する、未来への種まき」。これまでになかった発想で、未来の公園づくりをめざしたそうです。


たとえば、子どもたちがさまざまな自然と出会い、体と頭を使って自由に遊べる公園や、医療の知識をもとに、健康寿命を延ばすよう工夫された公園。


そして、仕事がはかどる公園も用意されています。開放感あふれる緑の庭で、仕事や会議をしませんか・・・という、気持ちよさそうな提案をカタチにした新しいワークスタイルには、共感する人が多いのではないでしょうか。ここには、水素による燃料電池も設置されていて、災害時には独立電源として使える防災機能も備えているそうです。


小高い山から海に向かって一気に滑り降りる、日本一長い竹のコースターや、まるで空中散歩をしているような、日本一高い木のブランコなど、お楽しみもいっぱい。


『山口ゆめ花博』は9月14日から11月4日まで開催されます。


「わが家の近くにも、こんな場所があったらいいな」と思える、未来の公園に出会えるかもしれませんね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-09-12 07:08 | 朝野家・香りの散歩道