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/// グラースの香り付き革手袋 ///2018.12.12放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

明後日、12月14日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日です。

元禄15年、今からおよそ300年前のこと。赤穂浪士を率いた大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)の息子、大石主税(おおいし・ちから)も、最年少で討ち入りに参加したと言われています。

その時、主悦が身につけていたと伝えられる革の手袋が、赤穂浪士の菩提を弔う泉岳寺(せんがくじ)に残されているとか。これが、日本に現存する最も古い革の手袋だという説もあります。

革の手袋と言えば、フランスを代表する香水の都・グラースには、こんな歴史が語り継がれています。 グラースが香水の一大産地になったのは、18世紀の終わりごろ。それ以前は、革製品づくりが町の主要産業だったそうです。

なかでも、革手袋の品質は素晴らしく、裕福な上流階級の婦人たちに人気があったとか。ただ一つ問題だったのは、革の手袋には独特のニオイがあり、手袋をはずしても、そのニオイが手に残ってしまう・・・ということ。

そこで、職人たちは考えました。革手袋に香水を付け、いいニオイがする手袋にして売り出してはどうか・・・。早速このアイデアを商品化したところ、グラースの香り付き革手袋は大ヒットしたそうです。

やがて、革製品づくりは各地で競争が激化し、グラースの主要産業の座は、香水づくりへ譲ることになりました。瓢箪から駒のような話ですが、世界に誇る香水の都は、こうして誕生したのですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2018-12-12 06:53 | 朝野家・香りの散歩道

/// 大根おろしに医者いらず ///2018.12.05放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

鍋物がおいしい季節になると、大根おろしの出番がぐっと増えますね。

薬味として使われるだけでなく、大根おろしが主役の「みぞれ鍋」も、大根が旬を迎える冬の定番料理です。鍋にたっぷり入れた大根おろしに火が通り、半透明になった姿が、雪と雨の混ざったみぞれに似ていることから、その名がついたとか。

鍋に描かれた景色を、「雪見鍋」などという風流な呼び名で愛でるのも、日本人らしい感性ではないでしょうか。


そして、昔から「大根おろしに医者いらず」と言われているように、大根おろしは寒い季節に風邪などをひかず、元気に過ごすための台所の知恵でもありました。

もちろん、丸のままの大根にも栄養はありますが、あえて「大根おろしに医者いらず」と言っているのは・・・大根はおろすことによって辛み成分が生成され、消化を助ける働きもよりいっそう期待できるのだとか。

また、大根をおろした時に出る汁にも殺菌作用があり、蜂蜜を加えて飲むと喉にいいという民間療法は、古くから語り継がれています。
いいこと尽くめの大根おろしですが、時間が経った時の独特の匂いだけは、敬遠されがちですね。

おろした直後にさっと加熱したり、水洗いするなど、匂いを抑える方法はいろいろあるので、好みに合わせて工夫しながら、この冬も、おいしくいただきませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供​で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。






by asanoyayu | 2018-12-05 07:22 | 朝野家・香りの散歩道

/// おもしろ単管バリケード発見 『大阪ならではのタイガース』No.28 ///

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大阪で旅行会社の会議があり、十三大橋の近くで新たな単管を発見しました。

道路の安全柵、カラフルなのが増えてきました。これは単管と言って支えと工事用の単管パイプを使用して、安全策をつくるものです。この支えに、白ウサギとかカエルとか工事とはかけ離れた、保育園遊具の様な柵。ちょっと気になるので写真で収集してみました。



大阪中津6
丁目付近の工事現場に隠れていました『大阪ならではのタイガース』以前発見した「とら」と違い、大きな口を開けてとても強そうなんです。



長距離を車に乗っていると単調な時間になるので始めた「単管バリケード」と「動物注意」の写真撮り、何時まで経っても子供のままなのです。



かわいい単管パリケード探してみてください。全部で28
種類になりました。また、どっか行く時に見つかれば、またphotoUPしたいと思います。



by asanoyayu | 2018-12-02 07:31 | おもしろ単管

/// 2つの温泉マーク ///2018.11.28放送分


(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

湯けむりの香る温泉が、ますます恋しくなる季節ですね。

山陰の温泉地にも、ぬくもりを求めてたくさんの人が訪れています。その中には、外国人観光客の姿も。日本の温泉人気は、世界的に広まっているようです。

外国人と温泉と言えば、2020年の東京オリンピックに向けて、「温泉マーク」に変化があったことをご存じですか。温泉から3本の湯気が立ちのぼっている、あの「温泉マーク」です。

言葉がわからなくても、ひと目で理解できる案内用の記号、ピクトグラムの見直しが図られる中、「温泉マーク」にも物言いがつきました。外国人には、お皿から湯気が立ちのぼっている料理のマークのように見える。温泉だとはわかりにくい。そんな声があがったのです。

そこで、デザインの変更案が検討されました。温泉に3人の人がつかっていて、そこから3本の湯気が立ちのぼっている新しいデザインを、国際規格にすることになったのですが・・・。

今度は、これまでの「温泉マーク」に慣れ親しんできた人たちから、日本の文化だから変えないでほしい。男女が一緒に入っているように見えて、混浴のマークだと勘違いされてしまう。という反対意見が出たのです。

では、どうするか。いろいろな意見を考慮して、今のところは、どちらのマークを使っても良いという結論に落ち着いたようです。

もしも街で2つの温泉マークを見かけたら、どちらに心ひかれるか、見比べてみませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナーからもお聞きいただけます。
by asanoyayu | 2018-11-28 07:00 | 朝野家・香りの散歩道

/// 顔見世大歌舞伎 ///2018.11.21放送分

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(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

明治22年の今日11月21日、東京の木挽町(こびきちょう)に、歌舞伎座が開業しました。


時は流れ、平成25年に建て替わって新しい銀座の顔となった歌舞伎座では今、11月恒例の「顔見世大歌舞伎」が催されています。この顔見世は、昔から「芝居の国の正月」とも言われているそうで、今年は歌舞伎座百三十年を記念して、よりいっそう華やかな舞台が繰り広げられています。

香り高い日本の伝統芸能として世界に知られる歌舞伎ですが、江戸で歌舞伎が上演されるようになったのは、今からおよそ400年前と言われています。芝居見物に出かけるのは、江戸っ子にとって、この上ない娯楽だったようですが・・・歌舞伎座が誕生するまで、人々はどこで芝居を観ていたのでしょうか。

江戸幕府から歌舞伎の興行を許されていた芝居小屋は、中村座、市村座、森田座の三つで、江戸三座と呼ばれました。

ちょうど今、浅草では、当時の芝居小屋を再現したような仮説劇場「平成中村座」で、歌舞伎が上演されています。江戸っ子が熱狂した芝居見物の雰囲気は、こちらで体験できるかもしれませんね。

ちなみに、芝生の芝に居ると書く、「芝居」という言葉の語源は、文字通り、芝の生えている場所に見物席を設けて、お寺の本堂などで演劇や踊りなどを上演したのがはじまりだとか。

今ではすっかり、客席は豪華になりましたが、芝居を愛する心は脈々と受け継がれているようですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-11-21 07:00 | 朝野家・香りの散歩道

/// 焼き芋ブーム ///2018.11.14放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

寒さが身にしみる季節になると、どこからともなく聞こえてくる石焼き芋の売り声。

新聞紙に包んでもらったアツアツの焼き芋を手で割ると、ほっこりした湯気と一緒に甘い香りが鼻をくすぐる・・・昭和生まれの方には、懐かしい思い出かもしれませんね。

そんな焼き芋の人気が復活して、専門店ができるほどのブームになっていることをご存じですか。美容にも健康にも良さそうな天然のスイーツとして、女性たちを中心に見直されているようです。

ひと昔前までは、「ほくほく」というイメージだった焼き芋ですが、今では「ねっとり」や「しっとり」など、さまざまな食感の焼き芋を味わうことができるようになりました。

平成の焼き芋ブームは、安納芋(あんのういも)が火をつけたと言われています。安納芋は、鹿児島県の種子島で栽培されているサツマイモで、焼き芋にすると蜜があふれるほど、ねっとり濃厚な甘さに。「焼くだけでスイートポテトのような味になる」というファンも多いそうです。

この安納芋に刺激を受けて、甘さを追求した新しい品種のサツマイモが次々に誕生し、焼き方のバリエーションも広がっています。

昔ながらの石焼きだけでなく、壺の中でじっくり時間をかけて焼く、壺焼きなども人気だとか。 これからの季節はさらに、おいしくなりそうな焼き芋。みなさんは、「ほくほく」派ですか?それとも、「ねっとり」派ですか?

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-11-14 07:27 | 朝野家・香りの散歩道

/// 冬の香近し ///2018.11.07放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

今日は「立冬」です。暦の上では冬の気配が現れるころ。

俳句の世界では、「冬立つ」「冬来たる」「冬に入(い)る」という季語も、立冬を表しています。また、立冬の朝のことを「今朝の冬」という、なんとも美しい響きの季語もあり、日本語は本当に豊かですね。

立冬は、木枯らしが吹きはじめる季節ではありますが、地域によっては、まだ秋の盛り。明治時代に活躍した俳人、正岡子規(まさおか・しき)は、立冬に寄せてこんな句を詠んでいます。

 菊の香(か)や 月夜ながらに 冬に入る

菊の香りが漂う月のきれいな夜だけど、もう冬に入(はい)ったのだなぁ・・・と、季節の移り変わりの早さを詠んだ句です。実は、この句にある「菊」と「月夜」は秋の季語で、「冬に入る」は冬の季語。

このように、異なる季語がいくつも使われている句は珍しいようですが、それも、秋から冬への変わり目に詠まれた句ならでは。ましてや、季節の境目がより一層わかりにくくなった、昨今の気候に慣れた私たちには、共感しやすい句かもしれませんね。

 菊の香や 月夜ながらに 冬に入る


立秋の今日。もしも、きれいな月が出たならば、この歌を思い出しながら眺めてみませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供​で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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by asanoyayu | 2018-11-07 07:00 | 朝野家・香りの散歩道

/// 「匂い」と「香り」 ///2018.10.31放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

この番組で、たびたび口にする「匂い」と「香り」という言葉。みなさんは、それぞれの由来をご存知でしょうか。

実は、この2つの言葉はもともと、鼻で感じる嗅覚を表すものではありませんでした。

「匂う」は本来、「色が美しく映える」という意味の言葉で、『万葉集』の時代には、花が美しく色づくことを、「咲きにほふ」と表現しました。

それが転じて、色彩だけでなく、香りが目立つという意味にも使われるようになったとか。いずれにしても、好ましいものに対する褒め言葉だったのですね。

一方の「香り」は、煙や霧などが立ちこめて、あたりに気が漂うことを意味する言葉でした。

また、顔立ちが美しく、艶やかな人を形容するときにも、「香る」という言葉を使ったそうです。

これらの由来については、さまざまな説があるようですが、「匂い」が色について語る言葉で、「香り」が漂う気や人の容姿などを表す言葉だったとしたら・・・昔の人々は、嗅覚を表現するために、どのような言葉を使ったのでしょうか。

その代表が、香りの「香(か)」と書く、一文字、一音節の言葉だったそうです。

主に植物の香りについて使われ、なかでも梅の花や橘(たちばな)の香りは、「梅の香(うめのか)」「花橘の香(はなたちばなのか)」と、もてはやされたそうです。

こうして、香りにまつわる言葉に思いを馳せると、なんだか幸せな気分になりませんか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

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by asanoyayu | 2018-10-31 18:38 | 朝野家・香りの散歩道

/// 2020年の東京オリンピック ///2018.10.24放送分



(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

1964年の今日10月24日、ある歴史的な国際イベントがフィナーレを迎えました。そのイベントとは、日本で初めて、アジアの国でも初めて開催されたオリンピックです。

10月10日から15日間にわたって繰り広げられた東京オリンピックの閉会式が、この日、夕暮れの国立競技場で行われました。

戦後の復興を遂げた東京を舞台に、さまざまなドラマを生んだ平和の祭典にふさわしく、なごやかな閉会式だったことが、今も語り継がれています。

緊張した空気の中で開催された開会式では、選手団が国や地域ごとに整然と並んで入場し、競技場のトラックを行進しました。閉会式でも、当初は同じような演出が考えられていたそうです。

ところが、蓋を開けてみると・・・閉会式が始まった途端、いろいろな国や地域の選手たちが入り混じって、笑顔をたたえながら入場してきたのです。肩を組んで歩いたり、写真を撮り合ったり・・・その光景を目の当たりにした実況アナウンサーは、こんな言葉で感動を伝えました。

「国境を超え、宗教を超えました美しい姿があります。このような美しい姿を、見たことはありません」。今ではおなじみの閉会式の光景ですが、当時の人々は、国や地域の代表として競い合った選手が、和気あいあいと歩く姿に驚き、胸が熱くなったのでしょうね。

さて、2020年の東京オリンピックでは、どのようなドラマが生まれるのでしょうか。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、毎週水曜日FM山陰(16:5517:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。
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by asanoyayu | 2018-10-24 07:36 | 朝野家・香りの散歩道

/// ヒュッゲなライフスタイル ///2018.10.17日放送分



(墨絵:朝野家社長 朝野泰昌)

秋が深まる季節になると、ぬくもりを感じる物や人が恋しくなりませんか。

冬が長い北欧の国々では、家で過ごす時間が長いので、ゆったりとくつろぐことのできるインテリアが生まれたといわれています。肌の温もりを感じる家具や、自然をモチーフにしたテキスタイルなど、北欧スタイルのインテリアは日本でも人気がありますね。

そして、世界で最も幸福度が高い国と言われるデンマークで、昔から大切にされてきた「ヒュッゲ」と言う言葉にも、世界の人々から熱い視線が向けられています。

「ヒュッゲ」とは人と人との触れ合いから生まれる、暖かで居心地の良い雰囲気といゆう意味だとか。例えば好きな人と好きなものに囲まれて過ごす時間と空間は、それだけでもう最高に「ヒュッゲ」でしょう。

寒い季節は特に家の中が快適であれば、巣ごもりする感覚でゆったり楽しく暮らせることを、デンマークの人々は知っているのです。

この「ヒュッゲ」なライフスタイルを、世界に広めるきっかけを作ったのはイギリスのジャーナリストだと言われていますが、日本でもいちはやく「ヒュッゲ」に共感した人々がいました。

デンマークの伝統的なペストリーを日本に紹介したパン屋さんで1980年代にはすでに「ヒュッゲ」をお手本にした心豊かなライフスタイルを提案しています。

寒い国で幸せに生きる人々のように、居心地の良い時間や空間を大切な人と共有できたら素敵ですね。

*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供​で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。


by asanoyayu | 2018-10-17 07:19 | 朝野家・香りの散歩道